2000年リリースのエリック・クラプトンとの共作『Riding with the King』を聴いてからのファンです。B.B.キングにとっての最大のヒットアルバムでもあります。またクラプトン自身も一枚おススメのアルバムとして紹介していたものもありますので、ここで3枚のアルバムをご紹介します。
Riding with the King
ジャケットの印象
誰かに運転させて、後部座席に二人で乗車すればいいのに、謙虚に運転手になるところがクラプトンの謙虚さ。
音の特徴
左チャンネルのギターがクラプトンのストラト、右チャンネルのギターがB.B.キングのギブソン・ルシールだと思います。右チャンネルのアコギは誰が弾いているのか。やっぱりB.B.キングだろうと思います。エレキほど明瞭に聴き分けられない。
どの曲も二人で歌ってギターを弾いているのは、先輩後輩ともに仲がいいなあと羨ましく思います。シビアな曲はなく、リラックスしながらブルースを楽しみレコーディングしたのではないでしょうか。
雰囲気・世界観
2000年の節目のリリースなので、クラプトンにとって改めて大御所を通してブルースを見つめ直したかったのかもしれません。
おすすめの聴き方・シーン
ブルース界の大御所二人のギター・ワークの比較を中心に聴くのがいいでしょう。
総評
ブルースとポップスが融合した聴きやすい曲が多いです。ギター・ワークよりもクラプトンのボーカルが意外にもいい感じ。ブルースの泥臭さと単調さを抜いたセンスのいい仕上がりのアルバムです。
- Three O’Clock Blues
- Help the Poor
- Come Rain or Come Shine
キャッチコピー
『二人の大御所ではあるが先輩に対する敬意は忘れない』
AllMusic評価
| 4 | Strong |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
Live at the Regal
ジャケットの印象
真夜中の大ホールでのライブでしょうか。
音の特徴
録音がいいので、ギターの音色がとてもいいです。艶やかでリバーブ感もあってフレーズが印象に残ります。私が好きな曲は『ウォーリー、ウォーリー』です。
ホーンがこんなに煩い中でのブルース・ギターなんてこのアルバムしかないのではないでしょうか。熱気の塊の中でブルースを歌って・弾いての連続です。
かつてジョン・レノンは自分のギターテクニックに触れて、B.B.キングの前では恥ずかしくて弾けないと言ってました。B.B.キングでも速弾きならクラプトンに敵わないでしょうが、間の取り方やフレージングはオーソドックスで聴き応えがあります。
雰囲気・世界観
大ホールなのに熱気あふれる演奏が持続します。
おすすめの聴き方・シーン
格好いいギターを聴きたかったら黙ってこのアルバムのB.B.キングのギターを聴くべし。
総評
クラプトンがおススメのアルバムとして紹介していました。かなりド派手な感じのアルバムです。オープニングの曲がホーンがとても多くてびっくりしました。amazonの口コミで『プリーズ・ラヴ・ミー』が評価されていたので何度も聴きましたが、私には別にいい曲だとは思いませんでした。
一方的に演奏して観客が勝手に盛り上がっているというステージではないです。全員参加型で共有している感じがいいです。
キャッチコピー
『みんなでブルースを楽しもう』
AllMusic評価
| 5 | Masterpiece |
The Jungle
ジャケットの印象
緑の中でハンモックに寝ている光景がいいと思って買いました。
音の特徴
迫力があっていいじゃないかというコメントもありそうなアルバムですが、オープニングの曲は録音が古いです。その他の曲もモノラルのような曲で音が太いです。繊細な感じはありません。アルバム・ジャケットののどかさもありません。
B.B.キングのアルバムでも一位二位を争うくらいベースが太いです。リリースが1967年なのでモノラルからステレオに完全に移行している時期なのに、キングはモノラルに拘ったのでしょうか。ビートルズも1968年リリースのホワイト・アルバムまで基本はモノラル録音でしたので。それでもリリースはステレオ盤だったので違和感がないわけでもない。
3曲目の『Eyesight to the Blind』と4曲目の『Blue Shadows』はステレオです。モノラルの中に2曲だけステレオ録音を入れるから違和感が出る。
雰囲気・世界観
激しく太すぎる
おすすめの聴き方・シーン
ボーカルだけが激しいブルースを求めている人には気に入っていただけるでしょう。ギターも速弾きはないので耳コピーでフレーズを盗むことは可能です。ギターソロで上手く弾けない人に共通しているのは、フレーズのレパートリーが無いか少なさすぎることです。
気に入った人のフレーズを沢山コピーしてそれを自分なりに繋ぎ合わせて行けば、オリジナルソロの完成です。
総評
他の2枚のアルバムとは対照的な仕上がりなのでチョイスしました。でもこのアルバムが一番好きだと思います。全曲エネルギーに満ちています。特にB.B.キングのギター・フレーズは、ギターリストにとって勉強になるのではないでしょうか。
モノラル録音でも耳が慣れてくるとステレオと違った音の太さに魅了されます。
キャッチコピー
『モノラルでもハイファイサウンドだよ』
AllMusic評価
| 3 | Average |





