The Allman Brothers Band名盤5選

The Allman Brothers Band名盤5選
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スライド・ギターの名手『デュアン・オールマン』がいた頃のアルバムだけが私にとっての名盤になります。ニックネームも『スカイ・ドッグ』と言われるように、犬が空を駆け抜けるような音に由来するようです。1971年10月29日24歳で永眠してしまいますが、ジミ・ヘンドリックスと並ぶくらいのギターリストです。

特にDEREK&THE DOMINOSの『いとしのレイラ』のスライド・ギターを聴けばお分かりになると思います。あの切ないスライド・ギターは彼にしか出せない音色でしょう。

改めてギター以外の部分特にボーカルが素晴らしいと再認識しました。デュアン・オールマンの弟グレッグ・オールマンの声がこの激しい演奏にマッチしています。

それでは名盤5選ご紹介していきます。最後はデュアン・オールマンのベスト盤にしました。

こんな人に聴いてほしい
  • ブルース・ロックが好きで特にギターリストを重視する人
  • スタジオ・アルバムよりもライブ・アルバムの方が好きな人
  • ギターリストでフレーズの幅を広げたい人

Lost Warehouse Tapes

1971年9月16日のライブ演奏を録音したものです。デュアン・オールマンが亡くなる直前のライブ演奏です。残念なことに音質はブートレッグ並みの音質です。

ノイズ、音飛びがありますが、ワイルドな演奏は最高です。こんなに音質が悪いのにレコードも同時に発売しています。音源としては歴史的な価値があるからでしょう。『Whipping Post』の演奏はこれがラストです。

おススメの曲
  1. In Memory Of Elizabeth Reed
  2. Stormy Monday
  3. Whipping Post

Suny at Stonybrook 9/19/71 (Live)

タイトル通り1971年9月19日演奏のもので事実上これがデュアン・オールマンにとっての最後の演奏でしょう。音質はブートレッグ並みですが、『Lost Warehouse Tapes』よりはいいと思います。しかし中古でも見かけなくなりました。更に私の一番好きな曲『Whipping Post』が収録されていないのは残念。

演奏は素晴らしいの一言。正式にライブ盤でリリースすることを前提に録音していないように思います。公式ライブ盤も決して音質がいいとは言えません。一曲あたりの演奏時間が長いですがついつい聴き入ってしまいます。ギターテクニックとトーンコントロールは同じレスポール愛用家のジミー・ペイジよりも上でしょう。

おススメの曲
  1. Blue Sky
  2. Stormy Monday
  3. In Memory of Elizabeth Reed

イート・ア・ピーチ

1972年リリース。デュアン・オールマンが亡くなった後にリリースされたもので、参加している曲は全9曲中6曲です。必ず名盤として挙げられる『フィルモア・イースト・ライヴ』よりもこちらのアルバムを入門編としてお勧めします。激しさはないもののとても聴きやすいアルバムです。

デュアン・オールマンが参加していない曲『時はもう無駄に出来ない』『レ・ブレル・イン・Aマイナー』『メリサ』も決して悪い曲ではなく、デュアンがいなくてもいいバンドなんだと気づかせてくれました。

おススメの曲
  1. 時はもう無駄に出来ない
  2. マウンテン・ジャム
  3. ワン・ウェイ・アウト

フィルモア・イースト・ライヴ

1971年リリースの公式ライブ盤です。ライブ盤の中でも音質はいいです。しかし、他のライブより激しさや情熱に欠けるような演奏です。音質の悪いライブ盤の方が臨場感があっていいです。リリースを前提にしていなかったから思いっきり演奏していたのかもしれません。

おススメの曲
  1. Stormy Monday
  2. In Memory of Elizabeth Reed
  3. Whipping Post

アンソロジー

The Allman Brothers Band時代からレコーディングに参加したアーティストのアルバムの中から選ばれたベスト盤です。レスポールを愛用していたデュアンですが、『ローン・ミー・ア・ダイム』はフェンダーのストラトで演奏しています。このアルバムだけでもデュアンの凄さが分かると思います。

おススメの曲
  1. ヘイ・ジュード
  2. ローン・ミー・ア・ダイム
  3. いとしのレイラ

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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