矢沢永吉、1949年9月14日生まれ。既に現在でも70歳は超えているのに現役バリバリのロック・シンガーだ。その生きざまにはスターを超えて神格化されてもいる。
でもこの人の凄さは、強さと弱さを強力に持ち合わせながらも親しみやすさというか身近さがあることだろう。この人の歴史を知ることは、人生を生きていく上で勇気を得ることになる。
- 1970年代当時、自身の著作権・肖像権・パブリシティ権・商標権をアーティスト本人が管理していたのは矢沢だけだったという事実。
- これが矢沢グッズへと発展しライブでの定番アイテム、『スペシャルビーチタオル』やTシャツの販売へとつながっていくことになる。
- ぴあ総研のデータより矢沢永吉の2022年1月から12月までの興行規模で41.1万人、動員数は推計で8割で計算すると32万人となる。半数の人がタオル等を購入した場合、5,000円×160,000=800,000,000円の収益が計上される。
1996年リリースでサントリー BOSSのCMソングにもなった曲『もうひとりの俺』。アルバム『ALL TIME BEST ALBUM』に収録。布袋さんとの息がぴったりでこのアレンジが最高。矢沢さんのライブでギターリストを布袋さんにしたら絶対に盛り上がると思う。歴史に残る共演になることは間違いなし。是非実現して欲しいとファンとして望むばかりである。
- 1978年4作目のアルバム『ゴールドラッシュ』をリリースした年に、ベンツ450SEを永ちゃんは購入。購入した場所は過去の記憶では碑文谷にあるディーラーだったはず。
- 短パンスタイルで立ち寄り、最初はただ見るだけだったのが呼んでも人は来ないし来ても小馬鹿にした態度だったのでその場で即買いしたという事件。
- 係員を呼びながら「俺は矢沢だ」と連呼したとか。それでも誰も分からなかったことが悔しかったらしい。
- 1988年日本の銀行から35億円を借り入れ、オーストラリアのゴールドコーストに10,000㎡の土地とビル2棟を購入し1998年返済不能になった事件。
- 日本にいる矢沢の経理部長と現地の責任者が共謀して矢沢が購入したゴールドコーストの物件を担保に借り入れをし別の不動産に投資した。これが売れなくて担保物件が競売にかけられ矢沢の知らないところでゴールドコーストの物件は消失し35億円の借金だけが残った。
- 2004年4月完済。しかし完済まではもう少しかかっているという説もある。
P.M.9
1982年リリース。初の海外レコーディングで参加メンバーはドゥービー・ブラザーズやリトル・フィートで、TOTOのスティーヴ・ルカサーやジェフ・ポーカロも参加した。『YES MY LOVE』が大ヒットしたため現在もファンの間では人気のあるアルバム。
- WITHOUT YOU
- LAHAINA
- YES MY LOVE
ジ・オリジナル
1980年代の総集編的なベスト盤。『THE BORDER』と『THIS IS A SONG FOR COCA-COLA』が収録されているのが大きい。中々収録されているアルバムがない。
- THE BORDER
- THIS IS A SONG FOR COCA-COLA
- FLASH IN JAPAN
YAZAWA IT’S JUST ROCK’N ROLL
1982年リリース。『P.M.9』に次ぐ世界進出第二弾。英語の歌詞しかないのは外国人が全部作詞しているため。『ROCKIN’ MY HEART』はコピーバンドがこぞってライブ演奏していた曲。ノリがあってパンチの効いた感じが女性にも受けていた。
- ROCKIN’ MY HEART
- IT’S JUST ROCK’N ROLL
I am a Model
1983年リリースのアルバムで私が最初に買った永ちゃんのアルバムでもある。中学生の頃だがギターが格好いいと思って買ったのが動機。
- ミスティ
- 酔えないシャンペン
- せめてダンシング
ドアを開けろ
1977年リリースのサードアルバム。永ちゃんの声が若いと感じてしまう。名曲チャイナタウンがラストに収録されている。まだまだ模索しているというか、もがいている時代ではないだろうか。アルバム全体で聴いてみると何かが足りない。
- 燃えるサンセット
- そっと、おやすみ
- チャイナタウン
ゴールドラッシュ
1978年リリースの4作目のアルバム。このアルバムあたりからアルバム全体で聴けるようになった。ラストの『長い旅』が特に好きな曲なので是非聴いていただきたい。
- ゴールドラッシュ
- 時間よ止まれ
- 長い旅
E’
1984年リリースのアルバム。アルバム・ジャケットが秀逸。たしか『あの夜』はウィスキーのジョニーウォーカーのCMソングになったはず。
- 逃亡者
- あの夜
- 回転扉
LIVE DECADE 1990〜1999
個人的にかなり好きなライブアルバム。あまり評価が高くないかもしれませんが、『LAST CHRISTMAS EVE』が聴けるアルバム。リリース当時表参道でこの曲のライブをやっていた。
- LAST CHRISTMAS EVE
- SOMEBODY’S NIGHT
- ファンキー・モンキー・ベイビー
ALL TIME BEST ALBUM
最強のベスト盤。ベスト盤で十分だという人にはこのアルバムがおススメ。
STANDARD 〜THE BALLAD BEST〜
バラードに特化したベスト盤。『ALL TIME BEST ALBUM』と併せて購入すれば十分納得できるでしょう。永ちゃんの曲はできればベスト盤ではなくオリジナル・アルバムを聴いていくことで変遷を味わって欲しい。
この記事を書いた人
ogoe 男性
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。