Genesis『And Then There Were Three』レビュー

2026年1月末、衆議院総選挙の中で高市総理の演説を聴いていたら急に聴きたくなったのでAMAZONで購入しました。10年以上前に聴いたときにはパッとしないアルバムだと感じていましたが、スポット的にこのアルバムを急に聴きたくなったのです。

ジャケットの秀逸性だけでなく、音楽も良く練られている曲ばかりだと再評価しました。このアルバム以降ポップス寄りになりカジュアルな感じが私は嫌いですがこのアルバムは好きです。

ジャケットの印象

黒と赤の私の好きな配色とデザイン。アルバムタイトルも当時のGenesisの状況を正確に表しています。

音の特徴

2007年にかなりのアルバムのデジタルリマスターが行われたため、この年以降でリマスターされたアルバムを聴くべきでしょう。リマスター前の音だと音が丸く安っぽい音です。

オープニングの曲を聴き始めた時に、規則的に音飛びしているかのような音が続いたのでYouTubeでGenesis Full Albumで検索して比較試聴しました。しかし変わらず音飛びしているようでしたので原曲がそういう音ということでしょう。全くもって余計な手間がかかってしまいました。

AllMusicの評価は低いですが、私的には星5つのアルバムです。捨て曲無しの名盤と言っていいです。

雰囲気・世界観

リリースは1978年で録音が1977年なので一部の曲でスティーブ・ハケットがギターで参加していると思っていましたが参加していません。アルバムとしてはスッキリ感がありながらも、メンバーを補充することなく素晴らしい音楽を制作しました。

時代背景もあってシンセ色が強くテクノポップよりかと思いましたが、大丈夫です。クラシカル・ロックの側面もしっかり残っていました。

おすすめの聴き方・シーン

このアルバムは、軽快さ、重苦しさ、物悲しさが全ての曲にブレンド割合が違うだけで配合されていますので、万能タイプの音楽です。ジョギングで聴いてもいいし、寝る前に聴いても良し。

総評

リーダー兼ボーカルのピーター・ガブリエルが1975年に脱退し、後を追うようにギターのスティーブ・ハケットが1977年に脱退。そもそもGenesisというバンドは、ピーター・ガブリエルが作ったバンドなのに本人から脱退していくというのは消滅して当然であった。

このアルバムに関していえば、ギターが弱いかもしれないがプログレにポップスをブレンドした音楽なので聴きやすい。フィル・コリンズのボーカルは曲調次第で軽く聴こえてしまうが、このアルバムには上手くマッチして暗く重い感じの曲を少し中和して情緒豊かに歌い上げている。

ヒット曲はラストナンバーの『Follow You Follow Me』で私にはなぜヒットしたのか理解できない。この曲以外の曲でもっといい曲が沢山ある。

マニアックなバンドのためかリマスターは2007年以降なく、中古価格も比較的高額で取引されている。気に入ったアルバムがあれば入手できるうちに入手しよう。

キャッチコピー

『ピーターガブリエルからフィルコリンズのバンドになった』

AllMusic評価

3.5
Good
AllMusicスコア評  価
Masterpiece
Excellent
Strong
Good
Average
Mixed
Poor
Very Poor
Awful
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