Delaney & Bonnie名盤3選

Delaney & Bonnie名盤3選
この記事はだいたい 5 分前後で読めます。

デラニーが男性で旦那さん、ボニーが女性で奥さんのご夫婦バンド。カラッとした明るさとエネルギーに満ちた音楽が特徴。魅了されたのは、普通のリスナーだけでなくエリック・クラプトンやレオン・ラッセルもその中に含まれる。

疲れることもなくジェット・コースターのように一気にアルバムを通しで聴けるのが不思議。スタンダード曲も生まれたがそれはカバーしたアーティストがオリジナル以上に仕上げたからなのか。『Superstar』はカーペンターズのカバーでヒットし有名に。オリジナルの方もいいし、その理由はレオンが弾いているピアノのせいだろう。

『Superstar』は奥さんのボニーとレオンの共作。歌は旦那さんよりも奥さんの方がうまい。

Delaney & Bonnieのツアーにジョージ・ハリスンとクラプトンは参加したことがあり、その縁でジョージは『Let It Be』レコーディング時に弾いていたオール・ローズ・ウッドのテレキャスターをデラニーにプレゼントしている。その後気が変わり返却を求めても断られ、ジョージが亡くなった後にジョージの奥さんがデラニーよりオークションを通じて手に入れている。遺言でもあったのかもしれない。

リリースされた新しい年から古い年へと遡る聴き方をしてみた。この聴き方は変化を調べるのに有効で良く使っている。大きな変化はないと言っていい。それでも気に入ったら中古でも無くなってきたので購入できるうちに買った方がいい。あとで聴けなくなる可能性が高い。

こんな人に聴いてほしい
  • 疲れない程度のリズム感とエネルギッシュさが欲しい人
  • 男性と女性のボーカルが聴きたい人
  • DEREK&THE DOMINOSに影響を与えた人に興味がある人

D & B Together

1972年リリースのDelaney & Bonnieとしては最後のアルバム。名曲『Superstar』はこのアルバムに収録されている。中古で手に入れるのがやっとのCD。

To Bonnie from Delaney

1970年リリースのアルバムで何故か新品で簡単に購入可能。そんなに売れたアルバムだっただろうか。別に悪いアルバムだと言っている訳ではない。ベース、ドラムスとピアノがいいし奥さんのボニーの声が激しいものからスローバラードまでバッチリと聴かせてくれる。

Home

1969年リリース。レコード会社がコロコロ変わるのはもう売れないという判断が働くからなのか。Elektra、Stax、Atco、コロンビアと3年程度で変わりすぎ。

改めて聴き直すと音楽的成長はないかもしれない。ビートルズやクラプトンのような試行錯誤している音楽はなく、曲調は概ね同じだろう。リスナーに飽きられてしまっても仕方あるまい。対峙するような聴き方には合わないが気軽に聴くのにはいい音楽だ。

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

TOPへ