デラニーが男性で旦那さん、ボニーが女性で奥さんのご夫婦バンド。カラッとした明るさとエネルギーに満ちた音楽が特徴。魅了されたのは、普通のリスナーだけでなくエリック・クラプトンやレオン・ラッセルもその中に含まれる。
疲れることもなくジェット・コースターのように一気にアルバムを通しで聴けるのが不思議。スタンダード曲も生まれたがそれはカバーしたアーティストがオリジナル以上に仕上げたからなのか。『Superstar』はカーペンターズのカバーでヒットし有名に。オリジナルの方もいいし、その理由はレオンが弾いているピアノのせいだろう。
『Superstar』は奥さんのボニーとレオンの共作。歌は旦那さんよりも奥さんの方がうまい。
Delaney & Bonnieのツアーにジョージ・ハリスンとクラプトンは参加したことがあり、その縁でジョージは『Let It Be』レコーディング時に弾いていたオール・ローズ・ウッドのテレキャスターをデラニーにプレゼントしている。その後気が変わり返却を求めても断られ、ジョージが亡くなった後にジョージの奥さんがデラニーよりオークションを通じて手に入れている。遺言でもあったのかもしれない。
リリースされた新しい年から古い年へと遡る聴き方をしてみた。この聴き方は変化を調べるのに有効で良く使っている。大きな変化はないと言っていい。それでも気に入ったら中古でも無くなってきたので購入できるうちに買った方がいい。あとで聴けなくなる可能性が高い。
- 疲れない程度のリズム感とエネルギッシュさが欲しい人
- 男性と女性のボーカルが聴きたい人
- DEREK&THE DOMINOSに影響を与えた人に興味がある人
D & B Together
ジャケットの印象
夫婦で仲良く一緒に写っているジャケットしかない。
音の特徴
3分前後の曲が18曲もある。コンポーザー能力はあると思う。クラプトンのデレク・アンド・ザ・ドミノスの結成のバックボーンが、正にDelaney & Bonnieでのセッションだったから。
キーボードのボビー・ウィットロック、ベースのカール・レイドル、ドラムスのジム・ゴードンを引き抜いてデレク・アンド・ザ・ドミノスを結成そしてレコーディングを行いながら、Delaney & Bonnieでもレコーディングをしていたのではないか。
アルバムのリリース時期を見るとそう言わざるを得ない。凄い神経をしている人たちだ。最後のアルバムなのに注目すべき曲は『Groupie(Superstar)』だけというのは寂しい。
全体で聴くのなら静かでいい曲だろう。
雰囲気・世界観
『Groupie(Superstar)』は曲調も素晴らしいが、一番いいのはレオン・ラッセルのピアノだろう。カーペンダースとは雰囲気が違う。
おすすめの聴き方・シーン
ボーカルと言ったらいいか曲と言ったらいいかイマイチ迫力に欠ける。全てが中途半端に聴こえる。最後のアルバムとして試聴する程度で十分。
総評
1972年リリースのDelaney & Bonnieとしては最後のアルバム。名曲『Superstar』はこのアルバムに収録されている。中古で手に入れるのがやっとのCD。
キャッチコピー
『ALL Musicの評価がかなり低い』
AllMusic評価
| 2 | Poor |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
To Bonnie from Delaney
ジャケットの印象
背景色をブルー系にしているので制作状況がうまくいったと感じさせる。
音の特徴
オープニングからスピード感のある曲でメロディアスでもある。
カントリー調の『God Knows I Love You』やボニーの少し激しいボーカルのバラード『Lay Down My Burden』、ブルースの『Medley: Come on in My Kitchen/Mama, He Treats Your Daughter Mean/Going Down the Road Feeling Bad』とか多彩なアルバム。
雰囲気・世界観
一瞬で終わって何か残っているかというとそうでもない。ヒット曲はなかったと感じる。
おすすめの聴き方・シーン
デラニーが好きかボニーが好きかで聴き方が変わると思う。オープニングからギターが前面に出ている曲は、デラニーがリード・ボーカルのケースが多い。デラニーもギターリストだからそうなるのでしょう。ボニーがリードを取る曲は意外とギターが少ない。
このアルバムは曲数も12曲と他のアルバムよりも少ないせいかあっという間に終わる。
総評
1970年リリースのアルバムで何故か新品で簡単に購入可能。そんなに売れたアルバムだっただろうか。別に悪いアルバムだと言っている訳ではない。ベース、ドラムスとピアノがいいし奥さんのボニーの声が激しいものからスローバラードまでバッチリと聴かせてくれる。
キャッチコピー
『それでも物足りなさがある』
AllMusic評価
| 4 | Strong |
Home
ジャケットの印象
珍しく三人で写っているジャケット。どんな心境の変化なのだろうか。
音の特徴
ド派手なトランペットはどうしてもいいとは思えない。それでも『Everybody Loves a Winner』はボーカルも良くいいバラードに仕上がっている。『Things Get Better』はwith エリック・クラプトンでのライブ盤でも聴けるがスタジオ録音も悪くない。デラニーとボニーでボーカルが交互に入れ替わったり、一緒に歌ったりと中々良い出来だ。
ボニーが歌う『Piece of My Heart』なんかは、キーボードの演奏が曲に彩りを与えている。
雰囲気・世界観
試行錯誤の段階だったのかもしれない。トランペットを入れた賑やかなアルバムはこのアルバムくらい。
おすすめの聴き方・シーン
ロック、バラードと退屈することなく聴ける。ブルース・ロックに飽きた時に新鮮味をもって聴けるだろう。
総評
1969年リリース。レコード会社がコロコロ変わるのはもう売れないという判断が働くからなのか。Elektra、Stax、Atco、コロンビアと3年程度で変わりすぎ。
改めて聴き直すと音楽的成長はないかもしれない。ビートルズやクラプトンのような試行錯誤している音楽はなく、曲調は概ね同じだろう。リスナーに飽きられてしまっても仕方あるまい。対峙するような聴き方には合わないが気軽に聴くのにはいい音楽だ。
キャッチコピー
『このアルバムが一番出来がいい』
AllMusic評価
| 3.5 | Good |





