Yesと言えば『ロンリー・ハート』だったり『Fragile』あたりを連想される方が多いと思います。ロンリー・ハートは大ヒットしたアルバムでありFragileの中の『Roundabout』はジョジョの奇妙な冒険のエンディングに使用されたりして有名だからです。
ヒットのさせ方も色々ありますが、広く認知してもらうためにアニメ、映画やドラマとコラボするのは手っ取り早いかもしれません。自分の好きな曲でヒットさせ収入が得られれば一番いいですが、現実は厳しいのでコンセプトに合った曲作りで行くのもありですね。
久しぶりにYesを聴いてみようと思ったのも、amazon prime videoでジョジョの奇妙な冒険を観ていたらエンディングで流れてきたので。
ロンリー・ハートのポップ路線よりはプログレッシブ・ロックの方が合っているでしょう。たとえセールス的には上手く行かなかったとしても。ファンの中で名盤と言われるのはプログレ色が強いアルバムに多いです。
Close to the Edge
1972年リリースでアルバム収録曲はなんとたったの3曲のみとなっています。1曲あたりの長さが異常に長く、最長で18分台のもあり退屈するのではと思いながらも意外にすんなりと聴けてしまいます。
キーボードのリック・ウェイクマンが上手いからでしょう。『Close To The Edge』のパイプオルガンのような音を出している部分を本当のパイプオルガンを使用して壮大感を出せば良かった。
このような長めの曲でありながら単調にならないのは、ベースの『クリス・スクワイア』とドラムの『アラン・ホワイト』の貢献度が大きい。この二人に共通するのは一般的なパターンのフレーズやリズムの刻み方をしないところ。
私にとってはこのアルバムがベストアルバム。Yesの世界観に浸れるアルバム。ファンの中でも評価の高いアルバム。初心者向けではなくてもプログレが好きな人なら問題なく聴けるでしょう。
| 5 | Masterpiece |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
Fragile
ジャケットの印象
地球儀のようなジャケット。地球が爆発するという内容のアルバムではなかったです。
音の特徴
1971年リリースのアルバムで、オープニングの『Roundabout』はジョジョの奇妙な冒険のエンディングに採用された。ギターのハーモニックス奏法を使用して印象的なイントロにしている。
何か性急な感じを与えるような曲調は、次々と予想外の展開が待ち受けているこのアルバムには合っている。リッケンバッカーのベースにファズを噛まして特徴的な音質にしている。ベースにファズをかけるのは、ビートルズのポール・マッカートニーが最初である。
私はこのアルバムをmobil fidelityのリマスター盤で購入している。音質はもちろん最高。アルバム全9曲中3曲だけ8分以上で他は短い。他のアーティストだと長めの曲は、途中で退屈してしまうがYesに限っては長い曲の方がいい。
このアルバムはキーボードが不気味な感じを増大させているのが面白い。
雰囲気・世界観
次に何が来るか予想もできない。それは良いことなのか悪いことなのかそれを楽しめるくらいの度量が試されている。
おすすめの聴き方・シーン
暇だと思っているときや創作活動に行き詰っている人に聴いて欲しいです。新しいインスピレーションが与えられるかもしれません。
総評
宗教染みているわけではないが、初めて聴く人は何が何だか分からない気分になることでしょう。ジョン・アンダーソンのボーカルは不気味な歌い方だし。曲通しのつながりや展開に意味がない構成だから分かりにくく感じるのでしょう。それがこのアルバムの魅力です。
キャッチコピー
『天啓』
AllMusic評価
| 5 | Masterpiece |
ロンリー・ハート
ジャケットの印象
シルバーなのか灰色なのか識別が困難な配色に特徴的なロゴマーク。
音の特徴
解散状態のYesの1983年再結成第一弾のアルバムにして最大のヒット・アルバム。このアルバムを聴くとギターの『スティーヴ・ハウ』、キーボードの『リック・ウェイクマン』が独創的な演奏をする人だったと感じる。
オープニングの『Owner Of A Lonely Heart』は大ヒットした曲で、サビも口ずさみやすい。聴きやすい曲が多いが、プログレの方が好きまたは初期から好きだったファンにとっては評価が低いアルバム。
雰囲気・世界観
都会のうす暗く霧がかかっている街並み。
おすすめの聴き方・シーン
プログレをこれまで嫌厭してきた人向けの音楽ではないでしょうか。プログレとポップロックの中間にある曲調です。聴きやすくそれほど軽い音楽でもないです。プログレは訳が分からなくつまらないと感じていた方に、ストレートに聴いて欲しいです。プログレがこのアルバムをきっかけとして好きになると思います。
下記に特に聴いて欲しいリストを上げます。ヒット曲から変則的なリズムの曲そしてラストナンバーの『ハーツ』はプログレとポップロックが融合した曲です。
- ロンリー・ハート
- ホールド・オン
- イット・キャン・ハプン
- リーヴ・イット
- ハーツ
総評
私はこのアルバムは3枚持っている。audio fidelity盤、ハイブリッドSACD盤、通常盤であるが価格も安い通常盤が一番音質がいいと思っている。ポップ感がある方が大衆受けするからセールス的には成功なのかもしれないが、音楽として軽くなってしまう。
デビッドボウイの『レッツ・ダンス』とアルバムの立ち位置は似ているかもしれない。
キャッチコピー
『少しずつ霧は晴れる』
AllMusic評価
| 4.5 | Excellent |





