Bill Evans『Alone』レビュー

Bill Evansのソロ作品でグラミー賞受賞作品でもあります。『Waltz for Debby』ばかりに目が行ってしまいますがこんな名盤もあります。あまり話題にも出てこないですが、ピアノに集中できる作品です。

ジャズピアニストが何を見て演奏しているのかは分かりませんが、恐らく楽譜など見ないで即興なのかと思っています。心の中にあるイメージを演奏しているだけなのではないかと。

収録曲
  1. Here’s That Rainy Day
  2. A Time for Love
  3. Midnight Mood
  4. On A Clear Day (You Can See Forever)
  5. Never Let Me Go
  6. Medley: All The Things You Are / Midnight Mood
  7. A Time for Love (Alternate Take)

ジャケットの印象

エバンスのジャケットは詩人のような感じのものが多い。

音の特徴

ピアノのタッチに元気があるが、か細い感じはモントリオールの時と同じで全くない。張りのあるタッチで響き渡らせる演奏。

5曲目あたりにいつも転換点になるような曲を持ってきます。『Never Let Me Go』はなんと14分という長時間演奏になります。宇多田ヒカルさんの『First Love』に収録されているものは『Never Let Go』なので微妙に違いました。

途中で飽きて飛ばすと思いきや最後まで聴いてしまいます。

トリオもいいですが、ソロもたまにはいいですね。

雰囲気・世界観

上品できれいな響き。まだそんなに悲しくなかったのかもしれない。

おすすめの聴き方・シーン

仕事や学校から帰って食事を済ませ、一段落したあとに聴いて欲しいアルバム。暗くもならないし、元気にもなる訳ではないが一日をまとめるために聴くのに最適です。

総評

このアルバムに対しては評価が様々ですが、1つの尺度でみるから悪い評価も出てしまうのではないでしょうか。私にとってこのアルバムはムード音楽として非常に最適なものと感じています。ジャズとかジャンルに拘らずそういった視点で聴くと納得していただると思います。

仕事用のBGMにすると作業がはかどるでしょう。ジャズとしてシビアに聴きたい人にはパッとしない作品になることでしょう。1968年の作品で『Bill Evans at the Montreux Jazz Festival』と同じ年に録音されています。

エバンスの精神構造が普通の人と違うので、同年録音でも全く性質の違う作品が出てきます。だから飽きの来ないアーティストなんだと。

キャッチコピー

『まだ先を見つめていたのだろう』

AllMusic評価

3
Average
AllMusicスコア評  価
Masterpiece
Excellent
Strong
Good
Average
Mixed
Poor
Very Poor
Awful

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