『Intermodulation』は直訳すると相互変調という意味です。アルバムタイトルとは裏腹に高度に調和していて退屈しません。ピアノとギターだけのアルバムなのに。

- アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
- マイ・マンズ・ゴーン・ナウ
- ターン・アウト・ザ・スターズ
- エンジェル・フェイス
- ジャズ・サンバ
- オール・アクロス・ザ・シティ
ジャケットの印象
水墨画のようなジャケットが魅力的。
音の特徴
Kenny Burrellの記事ではJim Hallのギターが好きではないと書きましたが、改めてエバンスとの共演『Intermodulation』を聴き直しました。そしてこのアルバムに関してはJim Hallのギターでないと駄目なんだと理解しました。1966年リリースのアルバムで私が好きなKenny Burrellもこの時期の録音が最高です。
エバンスのピアノはエッジの効いたピアノではなく、どちらかというととろける様な音色なので音に厚みがあってシビアでないタッチのギターが合うのでしょう。
3曲目の『ターン・アウト・ザ・スターズ』はギターがリードしていると思っていたら、途中からピアノが表に出てきたりと技術とアートの融合。心を落ち着けたいときに是非聴いて欲しいアルバムになりました。
雰囲気・世界観
ギターがないとピアノ・リサイタルになります。ピアノだけでも十分聴ける内容ですが、『マイ・マンズ・ゴーン・ナウ』のような曲を聴くとギターも必要だと感じます。余韻に浸れる音楽です。
おすすめの聴き方・シーン
自宅でちょっと贅沢なディナーの時のBGMにおススメです。または何かの記念日に聴いてください。
総評
『Moon Beams』では途中からマンネリ化してきますが、意外にもこのアルバムにはそれがありません。マイルスが『Kind Of Blue』で脱退したばかりのBill Evansを呼び戻しての録音をしたのも納得です。レッド・ガーランドのピアノのような和音外音(和音の積み重ねから外れた音の構成)はエバンスは使いませんが、太くも無く細くもない悲しくも美しい音色のピアノに魅了されるばかりです。
Jim Hallのギターがリードに行ったりバッキングに行ったりと複雑に入れ替わるところにこのアルバムを特異なものにしているのでしょう
キャッチコピー
『ビル・エバンスのアルバムに失敗作なし』
AllMusic評価
| 3.5 | Good |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |





