- Ambient
- 2024年5月24日
- 2026年1月31日
眠れない人に聴いて欲しい|Eric Clapton『MTV Unplugged』レビュー
1992年リリースのアルバムでMTVアンプラグドで放送された……

Bill Evansにハマってしまったのは必然だと感じております。悲しいけれど鬱になって動けなくなるほどではなく、美しさと上品さが魅力のピアノです。
これまで軽視していたJimHallがギターで参加している『Interplay』、Bill Evans Trioとしてリリースされた『A Simple Matter of Conviction』と毛並みの違うアルバムをレビューしたいと思います。共通しているのは、エバンスの演奏に暗さや悲しさがなくこれぞモダーン・ジャズと言いたくなる演奏だということです。

シックでありながらカラフルなデザインは、もしかしたらSWING系のジャズを連想してしまいます。
1962年リリースのアルバムでジャケットが気に入って購入しました。曲調としては全く私の好みのサウンドではありません。しかしCDは今では廃盤であるXrcdです。音質に対する期待感で購入したのが理由です。
Xrcdは繊細で透明感のある音が特徴なので、ピアニシモの音をとても綺麗に鳴らしてくれます。中古で欲しいアルバムの中にXrcdがあったら買って後悔はありません。
オープニングからトランペットが終始リードします。フレディ・ハバードという方でマイルスではありませんでした。ドラムが秀逸なので誰かと思ったらフィリー・ジョー・ジョーンズで、レッド・ガーランド在籍時のマイルス・デイヴィス・クインテットの一員でした。
2曲目まではエバンスの演奏が影を潜めています。ようやく3曲目からトランペット、ピアノ、ギター、ベースと誰がリードなのか分からないくらい自由に演奏しています。モダーン・ジャズと言っていいのでしょう。
ここでのJim Hallの演奏、特に速弾きはやっぱり聴くに堪えないです。4曲目の『インタープレイ』ではベースとドラムが全体のバランスを考えた演奏なのが素晴らしい。決してテクニックを披露したくて我の強い演奏をするわけでもなく、埋もれてしまうフレーズでもないところが凄い。
雑念であったり頭が疲れているときに聴く音楽。
交互にSWINGする、間に静かな曲も噛ました曲構成なのでいつの間にか終わっていたという少し物足りない感じがするアルバム。それ故に仕事や作業の合間に聴いて、頭の中を一旦クールダウンさせる効果があります。
このアルバムでのエバンスは悲しくない洗練されたモダーン・ジャズ・ピアノを披露してくれています。重く悲しいばかりがエバンスではないですね。
アイル・ネヴァー・スマイル・アゲインは最後の別テイクの方がピアノが全体的に前に出てきていているので、最後の曲の方がいいですね。
『ビルエバンスだけが主役じゃない』
| 4 | Strong |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |

1966年リリースのBill Evans Trioのアルバムです。ベースはエディ・ゴメス、ドラムはシェリー・マン。ラファエロの後任としてエディ・ゴメスが初めていっしょに演奏したのがこのアルバム。写真でいうと右がエディ・ゴメス、真ん中がシェリー・マン。
レトロな感じもあるので、ワルツ・フォー・デビ―を連想しますが期待外れです。
ベースの音数も多く何かとラファエロと比較されますが、タイプの違うベーシストでいいのでは。ラファエロのベースは確かに曲に調和していてとても自然です。ゴメスのベースは何となく落ち着きませんが、つまらない演奏かと言うとそうでもないです。
タイプの違うアーティストとの共演がマイルスと同様に飽きられることなく第一線で活躍できた理由でしょう。
曲の終わり方がイマイチ不自然なのが多く気になりますが、このアルバムでのエバンスの演奏はスウィングしています。シェリー・マンも細かく音数の多いドラムですが、脇役に徹しているドラムです。
中間中庸な音楽性。
暗くもなく明るくもないけど、適度にSWINGしているので眠くならない。
上品な作品としかいいようがないです。悲しくなるわけでもなく思いっきりSWINGしているわけでもない。適度にSWINGしているが、うるさくもないない。普通のアルバムです。おススメと言ったら『Only Child』かな。
『一見つまらなく見えてもピアノの旋律は美しい』
| 4 | Strong |