コルトレーンは録音の際に幾つものテイクを録音するタイプですが、ジャズ奏者の中には最高の演奏しかしないので一発録音しかしない人もいます。どちらがいいのかは私には分かりませんが、コルトレーンにはアウトテイク集がかなりあると推察されます。
『John Coltrane & Johnny Hartman』にも恐らくアウトテイク集があるのでは思っていますし、あれば聴いてみたいと思っています。録音テープの中から必ず出てくるはずなのに、レコード会社には是非頑張って欲しいところです。
ジャケットの印象
二人とも下を向いた印象的なジャケット。目が見えないというのが主張のないさり気なさに感じる。
音の特徴
私はこのアルバムを3枚持っています。Esoteric盤、ハイレゾ盤、mobil fidelity盤ですがどれも全く違います。その中で最高なのはmobil fidelity盤です。サックスばかりに集中すると行き詰ります。曲全体でどんな風に聴こえるかと考えると、実はこのアルバムではピアノの存在が大切になります。
表でコルトレーンのサックスとハートマンのボーカルがしっかりと前に出ていますが、ピアノの音が同列だと余韻が無くなるんです。この音の扱いが難しいと感じていましたが、これから紹介するアルバムではピアノの演奏位置が異なっています。そのおかげで、サックスとボーカルが生きてくる。脇役の存在が主役を生かしそして自らの価値を確かなものにしている。
雰囲気・世界観
甘く切ない曲ばかりなのに全体の収録時間が短い。しかしそれが逆にもう一度聴きたいという衝動に書き立てる。
おすすめの聴き方・シーン
- ジャズ初心者でジャズがつまらないと感じていた人
- ポップスが好きな人で最近新鮮味が感じられなくなった人
- カフェやレストラン経営者
総評
同じ1963年リリースの『バラード』より後発でありながら人気の作品であります。激しい演奏のコルトレーンですが、バラード調の優しく甘く切ない感じの演奏の方が私は好きです。激しい演奏のコルトレーンには魅力を感じません。
キャッチコピー
『全てが甘く優美な音楽』
AllMusic評価
| 5 | Masterpiece |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
- 高音域を強調した感じの音質
- 中音域が少し薄いため妙にスッキリした音質
- ピアノの存在感が少し弱い
- 違和感なく普通に聴ける感じの音質
- ピアノの音の輪郭が3枚中最も甘い
- サックスの音の厚さや押しが3枚中最も弱い
- 中音域が3枚中最も厚くコクのある音質になっている
- ピアノの音が残響感とともに上品に聴こえるが輪郭もしっかりしている
- 音の近さが3枚中最も近くで演奏しているように聴こえる





