ハリー・ニルソンと言えば曲では『Without You』が有名で、オリジナル作品ではなくバッドフィンガーのカバー曲になります。またジョン・レノンとも仲が良く交流が深かった。
『Without You』が収録されているアルバム『Nilsson Schmilsson』はmobil fidelityからSACDで発売されていましたが完売され中古でも見つかりませんでした。その中で出会ったのがこのアルバム『A Little Touch of Schmilsson in the Night』。
全曲スタンダードナンバーのカバーでストリングスをバックに甘く切なく歌い上げています。1930年代の作品もあって作曲者を調べても全然知らない人であったりします。少なくてもリリースから10年以上経ってしまうといい曲も余程運がないと聴くことはできません。
有名な人がカバーすることで時の経過で埋もれてしまう作品も受け継がれるのであれば、大変有意義なことです。フランク・シナトラに負けないくらいの歌唱力です。ジョン・レノンがメンバーに入れたいと思ったのには納得です。
しかし晩年はアルコール依存症と糖尿病が原因でお亡くなりになっていることから、アーティストってどうして静かな人生を送れないのかと思ってしまいます。
クラプトンはアルコール依存症から完全に脱却しました。30年以上断酒しているとのコメントがあったり2度目で克服したという記事があるので、恐らく1991年のジョージ・ハリスン来日公演のときに一緒に来た時には克服していたと思います。ギターが冴えていたのでそう思いました。
不健康な生活が芸術性を与えるとは思わないし、その人の過去の人生が影響しているのには間違いない。
私が購入したのは紙ジャケットで全22曲収録されているアルバムでボーナストラックが最多の10曲が入っています。SKU『4988017604953』で発売されていたCDです。CDとして物理的に収録できる時間74分43秒のギリギリのレベルまで押し込んでいます。
| 曲順 | 曲名 | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | Lazy Moon | 03:22 |
| 2 | For Me And My Gal | 02:48 |
| 3 | It Had To Be You | 02:31 |
| 4 | Always | 01:50 |
| 5 | Makin’ Whoopee! | 04:31 |
| 6 | You Made Me Love You | 02:34 |
| 7 | Lullaby In Ragtime | 03:41 |
| 8 | I Wonder Who’s Kissing Her Now | 02:39 |
| 9 | What’ll I Do | 02:27 |
| 10 | Nevertheless | 02:40 |
| 11 | This Is All I Ask | 03:37 |
| 12 | As Time Goes By | 03:28 |
| 13 | I’m Always Chasing Rainbows | 03:33 |
| 14 | Make Believe | 02:23 |
| 15 | You Made Me Love You | 02:29 |
| 16 | Trust In Me | 02:29 |
| 17 | Lullaby In Ragtime | 03:49 |
| 18 | Always | 01:46 |
| 19 | It’s Only A Paper Moon | 03:15 |
| 20 | It Had To Be You | 02:39 |
| 21 | Thanks For The Memory | 02:47 |
| 22 | Over The Rainbow | 03:47 |
| 合計 | 01:05:05 |
ゆったり音楽を鑑賞したいときにおススメのアルバムです。私が購入したCDは現在入手困難だと思いますので、下記のCDがおススメです。





