映画『ゴッドファーザー』のジョニー・フォンテーン役がシナトラをモチーフとして描かれたというのを知って、フランク・シナトラの音楽を聴いたのが始まり。
かつての大スターで、現在は落ち目になった歌手ジョニー・フォンテーンは、映画に出演してキャリアの立て直しを図ろうとするが、ハリウッド映画のボスであり、映画へのキャスティング権を握るジャック・ウォルツは、ジョニーに役を与えようとしない。そこで名付け親の『ゴッドファーザー』にジャック・ウォルツの説得を依頼する。
しかし、ゴッドファーザーの頼みでもウォルツは応じない。かつて手塩に育てた女優をフォンテーンは愛人にしてしまったからだ。最後はウォルツが大切にしていた競走馬の首を、ウォルツが寝ているベッドに置いて脅迫し役を得るという落ちである。
歌手ジョニー・フォンテーンはフランク・シナトラ、ハリウッド映画のボスのジャック・ウォルツはハリー・コーン、手塩に育てた女優とはマリリン・モンロー。出演しようとした映画とは『地上より永遠に』。
イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ
ジャケットで選んで試聴してCDを購入するというのが私のスタンス。このジャケットは渋くていい。シナトラの曲はどれも同じに聴こえて退屈だという人がいますが、ボーカルだけ聴こうとするからです。
背景の演奏をベースにメロディーライン、そしてシナトラの歌という順番に聴いてみてください。聴こえ方が変わります。
- ディープ・イン・ア・ドリーム
- キャント・ウィ・ビー・フレンズ
- ダンシング・オン・ザ・シーリング
Sings For Only The Lonely
珍しくステレオ・MIXのアルバム。オーケストラが雄大に聴こえます。シナトラの全盛期はキャピトル・レコード時代だったと感じさせるアルバム。バラードの名盤です。
- イッツ・ア・ロンサム・オールド・タウン
- ウィロー・ウィープ・フォー・ミー
- ワン・フォー・マイ・ベイビー
Point of No Return
シナトラの歌もいいが、とにかくバックのオーケストラが負けじと歌っています。アルバムタイトルは日本語で『帰還不能点』といい人生ついて考えさせられるタイトルです。
そしてご紹介したアルバムの中でこのアルバムが一番好きなアルバムです。オーケストラが派手ですが。
- I’ll Remember April
- These Foolish Things Remind Me Of You
- As Time Goes By
この記事を書いた人
ogoe 男性
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。