ジミー・リードと言われても最初は全く知りませんでした。ローリング・ストーンズに影響を与えたブルース・ロック・シンガーということが分かってもイマイチでした。
しかもこのアルバム『Jimmy Reed at Carnegie Hall』はライブじゃないというコメントまであり納得いかないままでした。しかし、このアルバムは間違いなくカーネギーホールで演奏して録音したものであることが判明しました。
無観客でのホール録音だったのです。こんなことも当時は画期的だったのだろうと思います。ホールの残響音を拾いたくてこんなレコーディングを思いついたのでしょう。

ジャケットの印象
暗い中にフルアコのギターと左側の人の顔が線で表現された変わったジャケット。
音の特徴
このアルバムは1961年リリースで1曲当たりの時間も長くても4分未満のもので音楽業界の暗黙のルールに従ったものでした。この1曲あたりの時間制限を突破した最初のアーティストはビートルズでした。『ヘイ・ジュード』で業界の常識を打ち破りました。業界慣行を打破するという試みはビートルズと同じです。
このアルバムの音楽そのものはオーソドックスなブルース・ロックです。ハーモニカが多用されており、ビートルズのジョンレノンやクリームのジャック・ブルースも良く使用していました。私はどうしてもハーモニカが好きになれないので、音楽が退屈に感じてしまいます。
ただゆったりとしたリズムの音楽なので、刺激性もなく眠りたくても眠れない時に聴くと眠くなります。
雰囲気・世界観
オールドブルースに試験的な要素を加味した革新的な作品と言えるでしょう。
おすすめの聴き方・シーン
ギターもフルアコを使用しているためかパンチの効いたサウンドというよりはジャズっぽさが出ています。伝統的なブルース・ロックが聴きたくなったらこのアルバムはおススメです。私は年に1回聴くだけで十分です。
総評
まず最初にALL Musicの評価が最高得点の星5つというのに驚きました。ボーカルがあってそれを援護するためにギターやドラム、ベース、ハーモニカがあるといった構成なので、Jimmy Reedのボーカルが嫌いと感じる人には受け入れられないでしょう。
キャッチコピー
『ブルースの本質を知らない私には退屈なアルバムに感じる』
AllMusic評価
| 5 | Masterpiece |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |





