こんなアルバムもあったんだと正直驚いています。バラードを歌わせたらこの人よりうまい人はいないだろうと。だからロックを歌っていた時期は、初期のジェフ・ベック・グループの時だけだと勘違いしてました。
『フェイセズ』というロック・バンドにもいて活動していましたが、私は聴いたことがありません。そもそもヒットしていたのかというくらい音楽仲間から話題にも出たことがなかったからです。
そしてこの『Never a Dull Moment』というアルバムは、『フェイセズ』にいたときにソロアルバムとしてリリースされたものです。ジャンル的にはポップ・ロックと言ったら分かりやすいでしょう。シンプルでありながら丁寧な作りのアルバムです。

ジャケットの印象
ロッド本人をモチーフにした絵画風ジャケット。大体本人の渋いポートレート主体の中で珍しいジャケットです。
音の特徴
私はaudio fidelityのリマスター盤をamazonから購入しました。アナログ調のいいリマスターです。ドンシャリ型の音を求めている人には合いません。アルバムの内容が充実しているので必聴盤になりました。amazonの口コミもかなり高評価でしたが納得のアルバムでした。少し明るめの曲調がいいですね。
オープニングの『トゥルー・ブルー』は本来『フェイセズ』でクレジットすべき曲なのに、ロッド・スチュワートのソロ名義でクレジットされています。ロッドがそれだけ気に入ってる証拠でしょう。
雰囲気・世界観
ジョンレノンのソロアルバム『ロックンロール』を思い出します。シャウトを駆使したロックから甘いバラードとかジョンに似ていると思うからです。
おすすめの聴き方・シーン
気持ちを奮い立たせてしなければいけない仕事だったり、読書の時に一緒に聴いてもパフォーマンスを上げてくれます。
総評
最近知りましたがオルガンが果たす役割は、ロックでは顕著だということです。シビアな曲にも合うし明るい音楽にも合います。いや適切な表現ではなかったかもしれませんが、演奏次第で曲をシビアにもPOPな感じにもできる優れものでした。
これまではオルガンよりもピアノの方が格調高くて気に入ってましたが、このアルバムでオルガンの魅力を理解しました。単純に子供っぽい音色に感じていたので曲が安っぽく感じるので好きになれなかったということです。
ロッドのアルバムはボーカルに必然的に耳が行きますが、このアルバムは各楽器の音の魅力を再確認するのに最適です。アルバム全体の収録時間が33分と短いですが、余韻の残るアルバムでALL Musicの評価が星5つのマスターピースというのが納得です。
- アコースティックギター、スティール・ギター、オルガン、ピアノと曲調はシンプルなのに様々な楽器が使用されている。
- ベースの動きが面白い
- ボブ・ディラン好きの人にはかなり受けそうなアルバム
キャッチコピー
『ロッドはジョンレノンを目指していたのかもしれない』
AllMusic評価
| 5 | Masterpiece |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |





