ロッド・スチュワート『Never a Dull Moment』レビュー

こんなアルバムもあったんだと正直驚いています。バラードを歌わせたらこの人よりうまい人はいないだろうと。だからロックを歌っていた時期は、初期のジェフ・ベック・グループの時だけだと勘違いしてました。

『フェイセズ』というロック・バンドにもいて活動していましたが、私は聴いたことがありません。そもそもヒットしていたのかというくらい音楽仲間から話題にも出たことがなかったからです。

そしてこの『Never a Dull Moment』というアルバムは、『フェイセズ』にいたときにソロアルバムとしてリリースされたものです。ジャンル的にはポップ・ロックと言ったら分かりやすいでしょう。シンプルでありながら丁寧な作りのアルバムです。

オープニングの『トゥルー・ブルー』は本来『フェイセズ』でクレジットすべき曲なのに、ロッド・スチュワートのソロ名義でクレジットされています。ロッドがそれだけ気に入ってる証拠でしょう。

私はaudio fidelityのリマスター盤をamazonから購入しました。アナログ調のいいリマスターです。ドンシャリ型の音を求めている人には合いません。アルバムの内容が充実しているので必聴盤になりました。amazonの口コミもかなり高評価でしたが納得のアルバムでした。少し明るめの曲調がいいですね。

アルバムの特色
  1. アコースティックギター、スティール・ギター、オルガン、ピアノと曲調はシンプルなのに様々な楽器が使用されている。
  2. ベースの動きが面白い
  3. ボブ・ディラン好きの人にはかなり受けそうなアルバム

この記事を書いた人

ogoe 男性

福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。

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