Duke Ellington & John Coltraneレビュー

John Coltrane & Johnny Hartmanがあまりにも素晴らしいアルバムだったので、このアルバムに関してあまり期待していなかった。それでも敬意を表してできるだけいい音質で聴きたいとタワーレコード限定のSACDを購入しました。タワーレコードによるリマスター盤でもあり現在販売されているものの中でも一番音質がいいと思う。

ジャズピアニストとして、Duke Ellingtonをどう評価するかと聞かれれば、悪くはないがビルエバンスやレッドガーランドのような誰にも真似できないトーンコントロールはないと断言できる。

ドラマーは曲によって違うが、2人のドラマーがレコーディングに参加しており、『エルヴィン・ジョーンズ』『サム・ウッドヤード』ともに才能の塊みたいなドラマー。リズム感とドラミングが一般的ではない。


ジャケットの印象

暗闇の中に二人がいるところだけに光がある。

音の特徴

正直1年以上も経ってから、違う印象を持つことになるとは思っていなかった。新しいヘッドフォンの影響と言っていい。SHUREもかなり細かく音を拾ってきたが、AUDEZEはそのはるか上を行く上に非常に生々しい音質。

特に気に入っている曲は、『イン・ア・センチメンタル・ムード』、『スティーヴィー』、『マイ・リトル・ブラウン・ブック』。

『マイ・リトル・ブラウン・ブック』があるからこのアルバムを聴いていると言っても過言ではない。

特に印象が変わったところ
  1. ドラムのテクニックが凄い、とにかく音数がこれほど多かったとは知らなかった
  2. ドラムとピアノのリズム感に正直ついていけない
  3. ランニングベースが埋もれることなく聴き分けられる

雰囲気・世界観

ジャズのアルバムでベースとドラムがこんなにはっきりと聴こえるアルバムは少ない。つまりどの楽器にも存在感があり聴きにくさがないのが驚き。敢えて低い音量でプレイしていない曲は、すべての楽器が同じ音量で録音されているかの錯覚を起こす。

おすすめの聴き方・シーン

ジャズ初心者にはアルバム全体を理解し、素晴らしいと感じるのは難しいと思う。慣れてきた私でも個別にいい曲だと思えても、このアルバムをマスターピースと言えるまで聴きこめていない。

総評

『イン・ア・センチメンタル・ムード』のピアノのトーンが外している音があるように聴こえるのは、私の耳がおかしいのかもしれない。3曲目の『ビッグ・ニック』だけサックスの音が違うので、ソプラノ・サックスをコルトレーンが演奏していると思う。

『マイ・リトル・ブラウン・ブック』のイントロのピアノがピアニッシモが続いている中で、コルトレーンの甘いテナー・サックスが入ってくるところは絶妙。コルトレーンの中音域のコントロールが上手いのでテナーなのかソプラノなのか迷う曲もある。

  1. イン・ア・センチメンタル・ムード
  2. テイク・ザ・コルトレーン
  3. ビッグ・ニック
  4. スティーヴィー
  5. マイ・リトル・ブラウン・ブック
  6. アンジェリカ
  7. ザ・フィーリング・オブ・ジャズ

キャッチコピー

『このアルバムを完全に理解するにはあと10年はかかる』

AllMusic評価

5
Masterpiece
AllMusicスコア評  価
Masterpiece
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Strong
Good
Average
Mixed
Poor
Very Poor
Awful

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