Eric Clapton『461 Ocean Boulevard』レビュー

このアルバムはハイレゾとmobil fidelityのゴールドCDの2つの音源で持っているので比較レビューしたいと思います。

1960年代からヘロインとアルコール依存症に悩まされていたクラプトンにとっての復帰第一弾となるアルバムです。1974年リリースのアルバムでヘロイン中毒は回復しつつあっても逆に飲酒量が増えてしまってアルコール依存症がひどくなってしまいました。

アルコール依存症は1990年には完全に回復していたと思います。『Tears in Heaven』の頃です。繊細な心の持ち主でなければあれだけの名曲のリリースそしてギターリストとしての多彩なキャリア形成はなかったことでしょう。常に何か新しいというか納得いくものを探しているのだと思います。飽きの来ないプレースタイルに全ての答えがありそうです。

購入先
461 Ocean Boulevardドラッグと酒から立ち直り、ソロ活動のレギュラー・グループを率いて1974年に発表した復帰作。精神的な安定を感じさせ、全編カラッと乾いた独自のブルース表現を提示した。名演と名高い「アイ・ショット・ザ・シェリフ」などを収録。

ジャケットの印象

マイアミに合ったクラプトンの別荘兼スタジオです。

音の特徴

ハイレゾの場合

サンプルレート192kHzのデータ量が最大のものを選択しました。サンプルレートの数値が高くなると、精度が上がり高音質になるから選択したのです。通常盤は昔から持っていて籠った感じの音質だったのでこのアルバム自体好きになれなかったくらいです。

しかしハイレゾを聴き始めてから輪郭がしっかりしたものになり結構お気に入りのアルバムへと変わりました。

お気に入りの曲
  1. Motherless Children
  2. I Shot The Sheriff
  3. Let It Grow
  4. Mainline Florida
mobil fidelityの場合

曲順が違います。比較表を作成すると下記のとおりです。オリジナルマスターテープからのリマスターなので、クラプトンがゴーサインを出したのもこの曲構成でしょう。

曲順ハイレゾmobil fidelity盤
1Motherless ChildrenMotherless Children
2Give Me StrengthBetter Make It Through Today
3Willie And The Hand JiveWillie And The Hand Jive
4Get ReadyGet Ready
5I Shot The SheriffI Shot The Sheriff
6I Can’t Hold OutI Can’t Hold Out
7Please Be With MePlease Be With Me
8Let It GrowLet It Grow
9Steady Rollin’ ManSteady Rollin’ Man
10Mainline FloridaMainline Florida
11Give Me Strength

2曲目の『Better Make It Through Today』が『Motherless Children』のあとに来ているのがとても印象的です。1曲多い上に曲順が違うだけで全然印象の違うアルバムになっています。こちらのアルバムの方がハイレゾより好きです。

音圧はハイレゾの方があります。しかしmobil fidelityは少し音は細く感じますが、エッジが効いていて静かに時が流れていく感じがいいです。

雰囲気・世界観

少し気怠い感じとギターリストなのにソロがない曲ばかりだとがっかりするかもしれませんが、これがクラプトンの新境地だと思います。色んな顔があるのがクラプトンの魅力でしょう。

おすすめの聴き方・シーン

『いとしのレイラ』を聴いたあとに聴くべきアルバム。緊迫感がある曲は『Let It Grow』ぐらいであとの曲はリラックスした曲ばかりです。

総評

自宅のスタジオ録音のせいか音質は元々よくありませんが、リマスターやハイサンプルレートのハイレゾで高音質に変化しているアルバムです。通常盤でイマイチつまらないアルバムだと思って聴いていなかったとしたら、この機会に高音質盤で聴き直してみてください。見方が変わるかもしれません。

キャッチコピー

『速弾きだけがクラプトンではない』

AllMusic評価

4.5
Excellent
AllMusicスコア評  価
Masterpiece
Excellent
Strong
Good
Average
Mixed
Poor
Very Poor
Awful
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