ブルース・ロックが好きなのでこのバンドに辿り着きましたが、マニア向けのバンドかもしれません。アルバム『Free』が出会いでした。足の長い女性が何かを跨(また)いでいるジャケットでとても印象的なものでした。他のアルバムも聴きましたがこれから紹介する3枚は別格です。
重いノリのブルースロックでレッド・ツェッペリンとも違います。大きな括りで言うと、『Free』と『ファイアー・アンド・ウォーター』の2枚が名盤と言えるでしょう。あとは似たような曲ばかりなので飽きてしまいます。
人気がイマイチ定着せず一部のマニアに留まってしまったのも、音楽的成長、変化に乏しかったからではないでしょうか。
そして購入する際は、SHM-CDがいいでしょう。通常盤だとエッジが効いていない音で籠ったように感じるからです。私もSHM-CDとプラチナSHM-CD盤を購入しました。
フリー・ライヴ

私の場合、プラチナSHM-CDのため全8曲の収録でボーナストラックはありません。このアルバムの曲はほとんど大ヒットアルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』からです。ライブバージョンという位置づけでもいいでしょう。
観客の声がうるさいわけでもないので聴きやすいライブです。『オール・ライト・ナウ』がヒットしました。
Free

英国のバンドでボーカルもロバート・プラントを彷彿させるハイトーン・ボイスです。やはり曲はツェッペリンに軍配が上がります。基本的には重いノリのブルース・ロックが主体ですが、『ライイング・イン・ザ・サンシャイン』『マウスフル・オブ・グラス』のような綺麗なバラードもあります。
こんな感じの曲がなかったら単調なブルース・ロックのアルバムで終わりでした。レッド・ツェッペリンを地味にした音楽が好きな人には受けるバンドでしょう。
ファイアー・アンド・ウォーター

冒頭でSHM-CDを推奨しましたが、このアルバムに限っては次のアルバムが最高音質です。ライブ盤の方で十分という人にはおススメしませんが、スタジオアルバムも悪くありません。
音質的にはとても生々しく、かなり近くで鳴っているのでリアルに聴こえてきます。重いブルース・ロックが更に重く感じます。
残念ながら日本で中古で探しても見つかりません。私の場合イギリスから輸入しました。買って良かったです。
- 2016年9月9日リリース
- レーベル ISLAND Records
- ASIN: B01EBPKF2C
- JAN:0602547318749

この記事を書いた人
ogoe 男性
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。