ブルース・ロックが好きなのでこのバンドに辿り着きましたが、マニア向けのバンドかもしれません。アルバム『Free』が出会いでした。足の長い女性が何かを跨(また)いでいるジャケットでとても印象的なものでした。他のアルバムも聴きましたがこれから紹介する3枚は別格です。
重いノリのブルースロックでレッド・ツェッペリンとも違います。大きな括りで言うと、『Free』と『Fire and Water』の2枚が名盤と言えるでしょう。あとは似たような曲ばかりなので飽きてしまいます。
人気がイマイチ定着せず一部のマニアに留まってしまったのも、音楽的成長、変化に乏しかったからではないでしょうか。
そして購入する際は、SHM-CDがいいでしょう。通常盤だとエッジが効いていない音で籠ったように感じるからです。私もSHM-CDとプラチナSHM-CD盤を購入しました。
Free Live!

ジャケットの印象
封筒のようなジャケット。バンドメンバーのポートレートがカラフルで綺麗です。
音の特徴
音は低域から高域にかけて無理なく伸びていきます。ローリング・ストーンズぽさもある曲です。どのパートも技術は確かです。特にドラムとベースが耳に残ります。ベースの唸るようなフレーズが他では聴くことができません。
その上でギターが自由にソロを弾きまくる理想的なバンドです。
雰囲気・世界観
聴衆の方たちのお行儀がかなり良かったと思います。しっかり演奏を鑑賞していました。
おすすめの聴き方・シーン
楽器を演奏する人なら、ここでの演奏がスタンダードなものではないのに気づくでしょう。フレーズの勉強に役立つと思います。
総評
私の場合、プラチナSHM-CDのため全8曲の収録でボーナストラックはありません。このアルバムの曲はほとんど大ヒットアルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』からです。ライブバージョンという位置づけでもいいでしょう。
観客の声がうるさいわけでもないので聴きやすいライブです。『オール・ライト・ナウ』がヒットしました。このアルバムを最後に解散し、日本人の山内テツが加入して新生FREEが再始動します。
そこそこ売れた海外のバンドに日本人が加入するなんてすごい快挙です。しかし、2025年12月4日山内テツさんはお亡くなりになりました。
キャッチコピー
『ライブ盤なのにスタジオ録音並みの精度の演奏』
AllMusic評価
| 4.5 | Excellent |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
Free

ジャケットの印象
おそらく競技用水着を着た女性が跨いでいる姿を下から撮影したジャケットだと思います。アーティストの考えることはいつも常識を逸脱します。
音の特徴
『ソングス・オブ・イエスタデイ』の50秒あたりからリズムが変わるのにはびっくりしました。正統派ブルース・ロックです。『ライイング・イン・ザ・サンシャイン』のようなスローな曲でもドラムとベースが共演しているし、単調なルート音だけを弾いているのとは別格の演奏です。
『マウスフル・オブ・グラス』なんて神秘的な曲です。
雰囲気・世界観
山岳をイメージするような曲調のものが多いです。
おすすめの聴き方・シーン
早起きして聴いて欲しいアルバムです。特に山々を見ながら聴けたら最高ではないでしょうか。
総評
英国のバンドでボーカルもロバート・プラントを彷彿させるハイトーン・ボイスです。やはり曲はツェッペリンに軍配が上がります。基本的には重いノリのブルース・ロックが主体ですが、『ライイング・イン・ザ・サンシャイン』『マウスフル・オブ・グラス』のような綺麗なバラードもあります。
こんな感じの曲がなかったら単調なブルース・ロックのアルバムで終わりでした。レッド・ツェッペリンを地味にした音楽が好きな人には受けるバンドでしょう。
キャッチコピー
『最初に完成されていると続かないね』
AllMusic評価
| 4 | Strong |
Fire and Water

ジャケットの印象
なんて事のない普通のジャケットです。
音の特徴
音圧は他のどのアルバムよりも高いです。スタジオ・アルバムなのにライブ盤よりも荒々しさがあります。リズム隊の演奏はライブ盤の方が名演と言えるでしょう。オーソドックスな演奏と言うことです。
『ヘヴィ・ロード』のキーボードの使い方がうまい。沈んだ感じの曲でただのブルース・バンドでないことを証明しています。
雰囲気・世界観
ギター、ベース、ドラム、ボーカルのジャムセッションから曲が生まれているように思える。作ろうと思ってできたわけではない曲が多いのでは。
おすすめの聴き方・シーン
コーヒー飲みながら聴くのが一番合っていると思います。全部で36分程度のアルバムなので、私はコーヒー飲みながらブログを書いています。時間的には丁度いいので。
総評
冒頭でSHM-CDを推奨しましたが、このアルバムに限っては次のアルバムが最高音質です。ライブ盤の方で十分という人にはおススメしませんが、スタジオアルバムも悪くありません。
音質的にはとても生々しく、かなり近くで鳴っているのでリアルに聴こえてきます。重いブルース・ロックが更に重く感じます。
残念ながら日本で中古で探しても見つかりません。私の場合イギリスから輸入しました。買って良かったです。

- 2016年9月9日リリース
- レーベル ISLAND Records
- ASIN: B01EBPKF2C
- JAN:0602547318749
キャッチコピー
『天才同士が集まると短命』
AllMusic評価
| 4.5 | Excellent |





