ロックばかり聴いている人が何か物足りなさを感じ始めたら、思い切ってソウル・ミュージックやゴスペルあたりを聴いてみるといいと思います。とても新鮮なサウンドに聴こえるはずです。
ソウル・ミュージックとは大雑把に言ってゴスペルのコード進行を用いて、ベース音を強調した音楽です。『ゴスペルのコード進行』って何と思われるかもしれませんが、理論で考えるよりも音楽で感じた方が早いです。曲でいうと『Silent Night』や『Amazing Grace』になります。
曲調としては明るくノリのいい曲から悲しい曲というよりは昇華してとても美しい曲まで様々です。そしてベースがとてもリズミカルで印象的です。
ソウル・ミュージックの大御所と言えば、スティービーワンダーが有名ですが有名なので紹介するのを止めました。マイナーですがいいアーティストなので下記の2名をご紹介します。
Curtis Mayfield『Superfly』

ジャケットの印象
エネルギッシュなジャケットで、どうしてもこのジャンルは黒人が主役。
音の特徴
ベースの動きが秀逸。2曲目『Pusherman』のギター音が妙に耳に残る。マイナー・コードのような不思議な音。5曲目『Give Me Your Love (Love Song)』からは名曲揃いで、ソウル初心者でも聴きやすい。ソウルのリズムが受け入れられない人でも問題なく聴ける。
サントラの良さはシーンに応じた曲を制作するので変化に富んでいる。
雰囲気・世界観
ソウル特有のくどさがないアルバム。
おすすめの聴き方・シーン
目覚めのエンジンを掛けるために聴いて、一日の好スタートを始めよう。
総評
私がこの人を知ったのは、mobil fidelityがリマスター盤をリリースしていたことから始まります。1972年リリースのアルバムで大ヒットしたアルバムです。ロックやR&Bが好きな人でも抵抗なく聴けるでしょう。
このアルバム自体、映画『スーパーフライ』のサウンドトラックです。映画は見たことないですしアルバム全体が一種のコンセプトになっているわけでもありません。明るい曲でもなければ暗い曲でもなく、しかしじっくり聴きたくなる曲ばかりです。
キャッチコピー
『アイドリング状態の時に聴いて』
AllMusic評価
| 5 | Masterpiece |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
Bill Withers『Live at Carnegie Hall』

ジャケットの印象
無観客ライブを連想させるジャケット
音の特徴
1973年リリースのこのアルバムはセールス的にはスタジオ・アルバムの他のアルバムには及びませんが、ドラムとベースが唸るようで凄いです。ビルの歌を圧倒しどちらが主役なのか分からない演奏です。カーネギーホールに集まるくらいだから観客も常識が合って上品です。
ソウルは、中南米の人たちなら普段使いで聴くのかもしれないが、私の場合は日本人なので湿っぽい曲の方が合っている。その中でもこのアルバムは私好みの湿っぽいソウル。リズムばかり強調されても体が反応するタイプではないので。
『Let Me in Your Life』ではストリングスも入って素敵なバラードを披露している。9曲目『I Can’t Write Left-Handed』に至っては正にゴスペル調ですね。
CDの物理的収録時間上限まで詰め込んでいる。
雰囲気・世界観
Curtis Mayfieldよりもまろやかで包み込まれる曲もあり、イメージしたソウルとは違う。音楽ソフトJRiver Media Centerのジャンル分けでは、クラシックソウルとなっていた。
おすすめの聴き方・シーン
一日の締めくくりに、コーヒーでも飲みながらゆっくり聴きたくなるアルバムです。
総評
ヤフオクにmobil fidelity盤で予備で買っていたものを出品したときに、落札者から貴重なCDをお譲りいただき感謝しますというコメントをいただきました。この時は大げさだと思いましたが、amazonでもmobil fidelity盤が売り切れであることとこのアルバムの凄さを実感してからは意味が分かりました。
- 観客の行儀がとても良いこと
- ドラムのバスドラ、ハイハット、スネアをフルに使っていてこんなリズムの刻み方は初めて聴いた
- ベースはドラムと共演しているかのようなベースライン
キャッチコピー
『体で聴くのだけがソウルではない』
AllMusic評価
| 4 | Strong |





