- Emotional Strings
- 2024年8月1日
- 2026年1月31日
ウラジーミル・フェドセーエフ『ムソルグスキー 禿山の一夜』レビュー
指揮者も作曲者ねロシア人なので知らない人の方が多いと思う。勿……

Pink Floydのmobil fidelityゴールドCD盤はかなりのプレミアム価格になる場合が多い。このCDも直近のヤフオクで3万円を超えている。大ヒットアルバム『The Dark Side Of The Moon』よりも高額になったのが不思議で仕方がない。
『Meddle』は1971年リリースのアルバムで『The Dark Side Of The Moon』より2作前のアルバム。アルバム最後の曲『Echoes』をバンドメンバーが絶賛しファンからの評価も高いが、時間が20分を超える作品で本当にいい曲なのか疑問であった。
ジャケットが印象的で羊が倒れているのかと思ったが違っていた。耳の写真と波紋の写真を重ね合わせた合成写真のようである。
オープニングで音が出るのに15秒以上かかるのは如何なものか。風の音がいい感じで曲にマッチしている。動物の鳴き声が入っていたアニマルズもいいけど、こちらも効果音の使い方が秀逸だ。そして同じMOBIL FIDELITYのリマスターにも関わらず録音レベルは『The Dark Side of the Moon』の倍近くある。
リマスターのエンジニアが違うからなのかそれともマスターテープの録音レベルが『The Dark Side of the Moon』の方が単純に低かっただけなのか。こちらの方が音圧的には聴きやすい。
最後の曲『Echoes』こそ『The Dark Side of the Moon』へのキーワードなのだろう。まさにアルバムのコンセプトを1曲に凝縮した曲だ。5部構成或いは6部構成の曲と言っていい。構成によって曲調が全く違うので長時間でも退屈することなく聴けてしまう。
曲によってプログレと環境音楽の配合割合が変わるだけ。音の波紋が途切れることなく押し寄せてくる。
心を落ち着けて時間を過ごしたいときに聴くべし。竹林の中で聴いてもいい音楽だと思う。そう言えば京都嵐山の竹林に外国人観光客が落書きをしているというニュースが2026年2月流れていたが、鹿や植物も含めて観光地を構成している物に対して器物破損の行為をすること自体理解できない。ルーブル美術館内の絵には落書きしてはいけないけど、美術館には落書きしてもいいよねと言っているようなもの。
欧州にはドラキュラ伝説があるくらいなので、この曲に陶酔する人がいても可笑しくはない。今にもドラキュラが出てきそうな不気味さがある曲なのだ。そして意外にも退屈することなく最後まで聴いてしまった。他者に真似することのできない曲であることは間違いなく、真にこの曲からPink Floydのクリエイティビティとオリジナリティが始まった。
『ボーカルが意外に気持ちの良い音だった』
| 4.5 | Excellent |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |