アン・ルイスと本田美奈子『六本木心中』比較レビュー

アン・ルイスと本田美奈子。
同じ1980年代の音楽シーンを彩った二人だが、その原点にはまったく異なる物語がある。
アン・ルイスはハーフとして育ち、モデルから音楽へと活動領域を広げた“都会的スター”。
一方の本田美奈子は、幼い頃から歌に囲まれ、オーディションとスカウトを経てデビューした“生粋の歌姫”。
二人の生い立ちとデビュー前の軌跡を比較すると、彼女たちの音楽性や存在感の違いがより鮮明に浮かび上がってくる。

生い立ちとデビュー前の軌跡 ― 比較で見る二人の原点

生い立ちの背景

● アン・ルイス

  • 1956年、兵庫県神戸市生まれ。
  • アメリカ人の父、日本人の母を持つハーフとして育ち、幼少期から海外文化に触れる環境だった。
  • 10代の頃に東京へ移り、モデル活動を開始。
  • その後、テレビ出演をきっかけに芸能界へ進む足場を固めていく。

● 本田美奈子(本名:工藤美奈子)

  • 1967年7月31日、東京都板橋区で誕生。
  • 幼少期に埼玉県朝霞市へ移住し、以後ほとんどを朝霞で過ごす。
  • 母親が歌手を夢見ていた影響で、幼い頃から歌うことが日常だった。
  • 小学校の卒業文集には「女優か歌手になりたい」と書くほど、早くから芸能志望が明確だった。

芸能界・音楽業界に入るまでの道のり

● アン・ルイス

  • 10代でモデルとして活動を始め、ファッション誌やテレビ番組に出演。
  • その後、歌番組への出演をきっかけに音楽活動へ移行。
  • “モデル → テレビ露出 → 歌手” という、当時としては珍しいクロスオーバー型のデビュー経路をたどった。
  • デビュー前から「都会的」「ハーフの個性」という強いキャラクター性を持っていた。

● 本田美奈子

  • 中学3年で『スター誕生!』のオーディションに挑戦し、決戦大会まで進む。
  • 高校入学後、原宿でボンド企画にスカウトされ芸能界入り。
  • 1984年、高校2年で「長崎歌謡祭」グランプリ受賞。これがレコード会社の目に留まり、1985年『殺意のバカンス』でアイドル歌手としてデビュー。
  • デビュー後は新人賞を総なめにし、武道館コンサートも成功させるなど、早期からスター性を発揮した。

ゴールデン☆ベスト 1982~1992

ジャケットの印象

いくらハーフと言えどもこの方の衣装はいつもトリッキー。

音の特徴

少し鼻にかかったような歌い方が特徴。声量もありパワフルなのでロックをやらせれば一撃必殺で観客を虜にする。

『六本木心中』、『美人薄命』、『WOMAN』の3曲しか知らなかったのに、このアルバムを全曲聴いてから見方が変わった。パワフルなロックからしっとりとしたバラードまでこなせるオールラウンドプレーヤー。

雰囲気・世界観

はじける様な明るさや沈むような暗さは全くなく、どんな精神状態でも聴きたくなる楽曲を集めたベスト盤である。若干80年代を感じさせるような曲もあるが、現在10代の人でも抵抗なく聴ける。

おすすめの聴き方・シーン

終日聴けるアルバム。ドライブのお供に聴いても楽しい時間が過ごせる。

総評

『六本木心中』の本家は本田美奈子ではなく、アン・ルイス。本家の歌い方はパンチの聴いた押しの強いロック色を前面に押し出している。学生時代男女問わずコピーしてライブしていた。

『六本木心中』の比較で購入したのに、このアルバムの完成度が高いので聴き惚れてしまった。特にリードギターはギブソン・レスポールを弾いているだけでなく、フレーズ・トーンともに秀逸すぎる。

捨て曲無しの全世代におススメできるアルバム。ただ1つだけ文句があるとすれば、『六本木心中(WILD VERSION)』はくどいような気がする。

キャッチコピー

『J-POPは山下達郎だけではない』

RYM評価

0
なし
RYM Rating評  価
Masterpiece
Excellent
Strong
Good
Average
Mixed
Poor
Very Poor
Awful

Minako ザ・ヴァージン・コンサート in Budokan ライブ

ジャケットの印象

あまりにもスタイルが良くてエッチなコスチュームなのでびっくりします。

音の特徴

CDからリッピングすると、CD初期の頃のプレスなのでアルバムタイトル、曲名がなく曲順と時間だけが表示されているだけです。自分で手入力しなければいけません。

音圧はかなり低めですが音質は悪くはないです。本田さんの時々黄色い声が出るのが少し恥ずかしく感じます。声量だけなら本田さんもアン・ルイスに負けていません。とても明るいライブで楽しさで溢れています。

それでもバックコーラスが下手すぎるのが残念。

雰囲気・世界観

観客と一体になったとてもフレンドリーらライブ盤。

おすすめの聴き方・シーン

DIYでもやるときのBGMに最適です。

総評

『Never (ネバー)』『One More Night (ワン・モア・ナイト)』『六本木心中』はすべてカバー曲ですが、美奈子VERSIONも中々いいです。CDを購入したい人はヤフオクの利用が一番安く入手できます。DVDならAMAZONでも購入できます。

『六本木心中』に関しては、ボーカルはいいのにバックバンドが下手で弱すぎる。これではアン・ルイスには勝てない。ボーカル以外もパーフェクトな演奏なので。でも50代の私にはとても懐かしく感じるいいアルバムです。

キャッチコピー

『もう少し生きていたかっただろうに』

RYM評価

3.5
Good
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