プログレと言えばこのジェネシスというバンドから始まった。ただジャンルに拘ってたどり着いたバンドではなく、中学時代の友人がファンで当時はレコードからカセットにダビングして聴かせてくれた。
ジェネシスのベスト盤ということで聴かせてもらってその曲が収録されているアルバムをここでご紹介したい。フィル・コリンズがボーカル兼バンドリーダーになってからのアルバムから好きになったが、今ではピーター・ガブリエル時代の初期のアルバムも聴けるようになった。
Wind & Wuthering
1976年リリースのこのアルバムが最高傑作だと思っている。邦題が『静寂の嵐』というタイトルとジャケットの妙に寂しげなところに魅かれた。ギターリストのスティーブ・ハケット在籍最後のアルバム。友人のベスト盤の最初の曲が『Your Own Special Way』で今でも気に入っている曲だ。
フィル・コリンズの影響でポップス調も取り入れられ、プログレでありながら聴きやすい。どの曲もおススメだが下の3曲が特に素晴らしい。
- Eleventh Earl Of Mar
- One For The Vine
- Your Own Special Way
Lamb Lies Down on Broadway
1974年リリースで評価が高くこのアルバムを最高傑作に上げる人も多いアルバム。ピーター・ガブリエル在籍最後のアルバムでもある。ピーター・ガブリエル狂信者がこのアルバムを特に評価しているのではないかと思う。
確かに不思議な雰囲気の曲を制作しますが、平坦な曲が多く起承転結を楽曲に求める人には退屈に感じる曲も多い。タイトルの通り演劇をモチーフにしているのかもしれない。2枚目は正にそんな音楽だ。おススメの曲は1曲目からチョイス。
- Hairless Heart
- Carpet Crawlers
- The Chamber of 32 Doors
Foxtrot
1972年リリースの4作目アルバム。フィル・コリンズとの共作も多い。積極的にフィルがボーカルでも参加している。
- Watcher of the Skies
- Time Table
- Get ‘Em Out By Friday
TRESPASS
1970年リリースのセカンド・アルバム。ピーター・ガブリエル単独のボーカル最後のアルバム。珍しく聴きやすい曲ばかりで『Lamb Lies Down on Broadway』より評価が高くてもいい作品。商業的には失敗でも中々いいアルバムだと思う。
- Looking For Someone
- Visions Of Angels
- Dusk
Selling England By the Pound
1973年リリースの5作目。フィル・コリンズがいるのにも関わらず難解な音楽だ。『Nursery Cryme』よりは聴きやすいが雰囲気に包まれながら独自の世界観に浸るという聴き方なのだろう。
メロディラインやサビとか関係なしというのがピーター・ガブリエルに対する私の評価だ。
- Dancing with the Moonlit Knight
- I Know What I Like
- Firth of Fifth
この記事を書いた人
ogoe 男性
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。