- Emotional Strings
- 2024年8月1日
- 2026年4月21日
ウラジーミル・フェドセーエフ『ムソルグスキー 禿山の一夜』レビュー
指揮者も作曲者ねロシア人なので知らない人の方が多いと思う。勿……

最近『Pink Floyd at Pompeii – MCMLXXII』が発売されたので購入してみました。Pink Floyd自体は、昔からそれほど聴くことはなく今でも年に数回聴く程度です。ビートルズが好きな私にとってはとても難解な音楽だからです。口ずさめるメロディーラインはなくただ不気味な雰囲気の音楽で気軽に聴くものではなかったというのが率直な感想です。
ではなぜ買ったのかというと、ジャケットが印象的であったことと大ヒットアルバム『The Dark Side Of The Moon』の発売の前年という貴重な節目のライブ盤だからです。
そして『The Dark Side Of The Moon – Live At Wembley Empire Pool, London, 1974』というライブ盤も2023年1月に購入していたので比較レビューしたいと思います。

ポンペイ遺跡と絵画をアレンジしたジャケット。赤色を入れて夕日を強調したかったのかもしれない。
元々プログレサイケのようなサウンド志向であり、この遺跡でのライブには違和感はありませんでした。早速収録曲から見てみましょう。
| Disc1 | 曲 名 | 時間 | 収録アルバム |
|---|---|---|---|
| 1 | Pompeii Intro | 03:31 | |
| 2 | Echoes Part 1 | 12:00 | Meddle |
| 3 | Careful with That Axe, Eugene | 06:42 | Ummagumma |
| 4 | A Saucerful of Secrets | 10:15 | 神秘 |
| 5 | One of These Days | 06:00 | Meddle |
| 6 | Set the Controls for the Heart of the Sun | 10:34 | 神秘 |
| 7 | Mademoiselle Nobs | 01:54 | |
| 8 | Echoes Part 2 | 13:26 | Meddle |
| Disc2 | 曲 名 | 時間 | 収録アルバム |
| 1 | Careful with That Axe, Eugene – Alternate Take | 06:08 | Ummagumma |
| 2 | A Saucerful of Secrets – Unedited | 12:46 | 神秘 |
3枚のアルバムから曲をチョイスしたようです。それぞれのアルバムを聴いていると退屈してしまいますが、ベストな選曲で飽きがこないです。しかし相変わらず1曲あたりの時間が長いですが。Pink Floydの幻想的な世界に浸るという聴き方ができない人にはおススメできません。恐らく興味本位で買っても苦痛なだけで聴かなくなるでしょう。
因みに私が購入したアルバムは輸入盤のため、CDがむき出しで袋に包まれていません。気になる方は別途CD袋を購入してください。但し、紙ジャケットではありますが、かなりキツキツに製造されているので袋の厚みで入らなくなるかもしれません。
スタジオ録音盤で聴くシビアな不気味さがなく、外で鳴らした音楽を静かに聴いている感じに似ている。
テイク違いの曲が多数あり試行錯誤を繰り返していたことが分かる。スタジオで演奏するよりは違った何かを手に入れることができると考えたのでしょう。スタジオ録音のような漆黒の静寂性もなければライブ録音の音楽以外の音も拾っているという感じでもない。要は密閉度合いが低い録音の音楽ということ。
この感覚をどう受け止めるかは聴く人次第で決まる。変な自然さがあるのは間違いない。
1972年にイタリアのポンペイ遺跡で無観客ライブを行いました。アルバムタイトルにある『MCMLXXII』とはローマ数字で1972年を指します。
アーティストとして何かインスピレーションが湧いたのか或いはインスピレーションが欲しかったのかもしれません。収録は昼と夜に行われたようです。アルバム収録曲がどの時点での音源かは不明です。
『遺跡から啓示を聴きたかったのかもしれない』
| 4.5 | Excellent |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |

オリジナルの『The Dark Side of the Moon』のジャケットを水性絵具で描いたらこうなりましたというジャケット。
このライブアルバムはスタジオアルバムと曲順と構成が全く同じで臨場感を求める人はこのアルバムでしょう。特にブレイクしたような演奏はやらないバンドなのでHIFIサウンドの方が好きな方にはこのアルバムをおススメします。
繊細なサウンドの方がいい方にはスタジオ・アルバムの方をおススメします。とにかく壮大な音楽に仕上がっています。スタジオ録音に比べて派手に感じてしまうのは歳のせいか。曲順もスタジオ録音盤と同じ構成なのも粋である。
没入感ではなく遠くからPink Floydの演奏を聴いている感じ。
スタジオ録音盤はその世界観を一人で聴くものだが、このライブ盤はみんなで共有しあうという聴き方になると思う。自分だけのこもった世界観という雰囲気ではない。オープンさを感じるからだ。こんなPink Floydもあっていいだろう。
スタジオ録音のような心の中に入ってくる音楽ではなく、弾かれた音の波紋を聴いているそんなアルバムだ。ライブ盤といっても体を動かしたくなるわけでもなければ、じっくり聴き込みたいと思うようなサウンドでもない。読書や軽作業に向いた仕上がりだ。
『正真正銘The Dark Side of the Moonのライブ盤』
| 4.5 | Excellent |