- Slow Jazz
- 2025年5月28日
- 2026年4月21日
Bill Evans『Interplay』と『A Simple Matter of Conviction』
Bill Evansにハマってしまったのは必然だと感じており……

1983年のポリス『シンクロニシティー』の見つめていたいが大ヒットしたのが最初の出会いでした。1980年代はスーパーヒットが目白押しでポリスは次第に埋もれて行ってしまいます。1984年には活動停止、スティングはソロアルバム『ブルー・タートルの夢』を発表。
変化に富んだアーティストでベースが専門ですが、ベース奏法はオーソドックスです。メガヒットアルバムは無いですが、雰囲気のあるアルバムをリリースしていますのでご紹介します。
ジャケット中央に、ブルー、イエロー、レッドの3色がアクセントでべた塗されています。色の3原色(シアン・マゼンタ・イエロー (CMY))からヒントを得たものか感覚的なものか。
これがないとインドの神秘のイメージだけになってしまいます。3列に写真を並べているだけではつまらないから、3色上塗りしたのだと思います。これがなかったらアルバムは退屈なものでした。
元々ジャズマンのスティングなので高度な技術を持ったベーシストでした。ジャズとロックが融合した音楽ですが、イマイチ掴みどころがない。セールス的にもこのシンクロニシティは売れましたが、他のアルバムはそうでもないです。
スティングの歌が下手なのがダメですね。スティングのボーカルを聴いていると、ブルース・スプリングスティーンの方が自分にあった曲に仕上げているのが分かります。どちらも歌は決して上手くないです。
自分の良さを最大限引き出せる、勝負できる曲づくりにすればもっと売れたと思います。見つめていたい『Every Breath You Take』はテンポやスティングのボーカルがピッタリハマっていて売れたのは納得。
アルバムタイトルの意味しているところが、ユングの『共時性』を言っているのか。『共時性』とは、あの人に会いたいなあと思っていたら、偶然営業先の担当で再会したとかそんな意味です。因果関係のない偶然の一致です。
エジプト、インド、山岳地帯に旅行に行く時に聴くと違和感なく聴けるでしょう。このアルバムを共時性という観点で聴くのならば、聴いているだけでは何も起こりません。置かれている環境や行動の先に偶然の一致があるからです。
スティングもこのアルバムで進むべき道がはっきり見えたと思います。創作活動の中で自分の才能が発揮できる領域です。
アルバム・ジャケットのカラーリングに見とれてしまいますが、スティングのソロ活動のきっかけとなったアルバム。『見つめていたい』が大ヒットしました。
『共時性』
| 4.5 | Excellent |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
タイトル通りモノトーンではありますが青味がかかっています。クールな都会を連想させる音楽。
あまり高音域を出さなくていい曲作りがスティングには合っています。無理して高音域を出すと私的には聴くに堪えない。シャウトでギリギリ歌えているうちはいいけれど、かすれて裏返りそうな声が許せないということです。
高層ビルの間の狭い通りを連想します。
夜仕事が終わった後に、ウイスキーのロックを一杯だけゆっくりと飲みながら聴く音楽です。
ソロ第一弾で大ヒットアルバム。国内ではシンクロニシティーよりも評価が高いアルバム。このアルバムでスティングはベースではなくギターを演奏しています。各パートの演奏技術は高く素晴らしいの一言。特にスティングよりベーシスト『ダリル・ジョーンズ』のベースは曲に躍動感といった命を与えています。
『自分だけの領域』
| 4 | Strong |
秋の季節に黄昏を感じます。
壮大な音作りでポップで暗さやクールさはない。新しい試みに成功していると思います。ソロになってからの方がいいアルバムを制作しています。録音がいいのでどの音源でもいい音でしょう。
人生上手く行っているときの心のあり様を表現している曲調です。
希望している部署に異動出来た時や優しい気分になっているときに聴いてください。共感できるはずです。
1993年リリースで少しポップよりの曲作り。聴きやすい代わりに『ブルー・タートルの夢』のようなクールさはない。『シェイプ・オブ・マイ・ハート』のギターを聴いたとき、宇多田ヒカルの『Never Let Go』のギターに似ているので驚きました。
『振り返ってみれば一瞬でもいい時期はあるもの』
| 4.5 | Excellent |
モノクロで渋いジャケット。
1987年リリースでありながら、デジタル録音で制作されたアルバム。デジタル録音は全般的に音の籠りがないため綺麗に聴こえます。リマスター効果はかなり限定的となります。
ブルータートルの夢の路線を踏襲していると思います。『Englishman in New York』は大ヒットしました。『Fragile』という曲がありますが、イエスの『Fragile』とは違います。
ところどころいい曲が散りばめられていますが、アルバムとしての個性と言うか主張がないですね。
カバー曲以外で言えば、『ブルータートルの夢』のアウトテイク集なのかもしれません。
脱力感でいっぱいの時に聴いてください。体にスーッと入ってきます。
ソロ第二弾のアルバム。『ブルー・タートルの夢』ほどは売れませんでしたが渋い大人の曲が多いです。ジミー・ヘンドリックスの『リトル・ウイング』のカバーもしています。
Little Wingだけは様々人がカバーしていますが、スティングのカバーが頭一つ抜きんでています。ボーカルや曲全体と言う意味ですが。ギターテクニックなら他のアーティストの方がいいでしょう。
ALL Musicの評価が高いのは、収録されている個別の曲に名曲があるからです。『シークレット・マリッジ』なんか短いですが私は名曲と言っていいと考えています。変な終わり方をしていますが、かえって印象に残っています。
『思いつくままに制作したアルバム』
| 4.5 | Excellent |
映画音楽を意識してか八ミリフィルムの枠を使用しました。
オープニングに『My Funny Valentine』を持ってきたのは凄い。こんな曲はこれまで聴いたことがないからです。クールでスティングのボーカルにピッタリ合っています。
『Shape Of My Heart』は宇多田ヒカルさんの『Never Let Go』のギターのイントロかつアルペジオにそっくりです。宇多田さんの方が後発だからコピーしたのでしょう。
選曲と曲順は寄せ集めのアルバムとは思えないくらい完成度が高いです。『Englishman in New York』はこちらのアルバムの方が音質がいいです。
洗練された映画音楽集。
誰かの誕生日会に出たあととかに聴くのがいいでしょう。そんな感じのアルバムです。もしくは結婚記念日もいいですね。
スティングの曲で映画音楽に使用された曲を集めたもの。よくできた企画アルバム。『オール・フォー・ラヴ』ではロッド・スチュアート、ブライアン・アダムスとの共演が聴きどころ。
『コンセプトがハッキリしている方がいいアルバムになる』
| 2.5 | Mixed |