- Slow Jazz
- 2025年5月28日
- 2026年8月22日
【レビュー】ビル・エヴァンス『Interplay』&『A Simple Matter of Conviction』聴き比べ
Bill Evansにハマってしまったのは必然だと感じており……

ジャズをこれから聴こうと思っている人も一度は耳にすることになるアルバム『Somethin’ Else』について書いてみようと思う。有名なアルバムで評価も高い。クレジットはCannonball Adderleyであるが、マイルス主催のアルバムだという人がいるが理由は分からない。ジャンルを問わず名盤と言われるものは基本的に聴くことにしている。
自分の好きなジャンルやアーティストを固定してしまうと早々に音楽に飽きてしまい、人生がつまらなくなるように思うからだ。
最初はマイルス・デイビスしか知りませんでした。しかし参加メンバーのことを調べていくうちに、誰一人として普通のプレーヤーがいないということです。独自の奏法を持っていて後世に影響を与えている点。
シャンソンとは歌曲でありジャンルを超えてジャズに持ち込んだことが当時としては異例であったこと。マイルスなのかアダレイなのか天才はやっぱり違う。アルバムタイトルも枯葉ではなく、『Somethin’ Else』にしたところが興味深い。多様性を連想してしまうからである。
モノクロで格好いいが、メンバーの表記で他のメンバーがブルー系なのにCannonball Adderleyだけがグリーンのような色で区別されている。
曲のイメージを大切にしていて、マイルスはそれほど自己主張の強い演奏はしていないと思う。それぞれが丁寧な演奏をしている。『Autumn Leaves』の終盤のピアノが心に残るしマイルスの控えめなトランペットが曲に命を吹き込んでいる。
アルバムを通してピアノのフレーズが多彩で各プレーヤーが入りやすくしていると思う。主役になったり脇役になったりと変幻自在に対応している。
なぜジャズのマスターピースと言われるのか、これにはきっかけが必要である。私は高級ヘッドフォンと音楽ソフトのチューニングを念入りに行って分かったからだ。時間的には18時あたりから始まるジャズのイメージ。
ジャズ初心者の方でも毛嫌いすることなく受け入れることができる内容である。気難しく考えたりすることなく、曲からではなく演奏者の音色から入って曲を感じる聴き方が合っている。
アルバム全体で45分程度の収録時間なのは丁度いい。しかもオープニングの『Autumn Leaves』が一番長く11分の収録時間。でも時間の長さを感じさせないのは、ピアノをはじめとするアルト・サックスとトランペット他曲調を壊さない演奏をしているからだろう。
mobil fidelityのハイブリッドSACDまたはmoraでDSFのを購入するのはアリだと思う。
『違う分野にも積極的にチャレンジするのはいいことだ』
| 5 | Masterpiece |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |
私はこのアルバムをmobil fidelityのゴールドCDとRudy Van Gelderのリマスター盤の2枚所有している。好みの問題となるが違いを分かりやすく説明すると次の通りとなる。
7m先で演奏しているような響き。遠いから聴きづらいというよりは、一旦各楽器の音を周囲に響かせながら聴くというスタイル。繊細さもあるが物静かなイメージ。
1m先で演奏しているような響き。ダイナミックで迫力満点の演奏。繊細さはなく人によっては疲れてしまうかもしれない。同じ演奏、アルバムだとは想像できないくらい違ったように聴こえる。