- Slow Jazz
- 2025年5月28日
- 2026年4月21日
Bill Evans『Interplay』と『A Simple Matter of Conviction』
Bill Evansにハマってしまったのは必然だと感じており……

Bill Evans Trioのライブ盤としては、『Waltz for Debby』並みに評価が高かったので購入しました。1968年以降の録音なのでベースはラファエロではなくエディ・ゴメス。
1967年からスイスのレマン湖畔の町モントルーで毎年7月、約2週間に渡り開催される音楽イベント。初回は不発だったようで1968年にBill Evans Trioが出演してから評価(来場者数)が激増したようです。
ジャケットがシオン城なのでここで開催されたのかと思いましたが違うようです。ライブ盤ですが観客の音は特に気になりません。非常に録音状態が良く観客も録音されていることを意識していたのかもしれません。

シオン城の写真なんてセンスの良さを感じるジャケットです。
1968年開催分の録音になります。ドラムはジャック・ディジョネット。私はこの人のドラムの良さが何度聴いても分かりませんでした。録音に問題があったかは知りませんが、印象に残らない演奏、つまらない演奏でした。
暗い曲は一曲もなく、ピアノの旋律はどこまでも繊細で綺麗に響いています。しっとりと聴くアルバムではありません。Trio故に各自自分のパートをしっかり演奏しています。ゴメスの演奏でいつも思うのは、ただルート音を弾くだけのことはしないこと、ハイポジションを多用し速弾きするので重低音ではないということです。
なんとなく曲調がスカスカになっていると感じるのは私だけでしょうか。もっとローポジションを多用して曲に厚みがあったらいいのにと思う次第です。
ただジャズとして弾いているだけかと思いきや『伯爵の母』のよな曲もあります。リズムをとるのが難しい曲なんです。
ジャズの演奏としては普通だと思います。
他のアーティストの録音もあると思いますが、このジャズ・フェスティバルを一躍世界的なイベントにしたのは、間違いなくエバンスです。もし出演していなかったら既に消滅していたかもしれません。
評価が高いだけあってどの曲も演奏は素晴らしいの一言。エレガントな演奏と言えば分かりやすいでしょうか。
『1960年代はまだ元気だった』
| 4 | Strong |
| AllMusicスコア | 評 価 |
|---|---|
| Masterpiece | |
| Excellent | |
| Strong | |
| Good | |
| Average | |
| Mixed | |
| Poor | |
| Very Poor | |
| Awful |

道をイメージしているのかそれとも波紋なのか。
1970年リリースのBill Evans at the Montreux Jazz Festivalの2枚目になります。録音状態が良くなったのか、前作よりも非常にリアルに聴こえます。ドラムはマーティ・モレル。
マーティ・モレルのドラムは一音一音がしっかりしていて主張しているような演奏です。エバンスの演奏はとても激しく情熱的です。正直2曲目までは好きなんですが、それ以降は好きになれません。
2曲目まではいいのに3曲目以降はマンネリ化していてつまらない。
2度目のMontreux Jazz Festival。あれから2年後の演奏なのにピアノの音に濁りと太さを感じる。エバンスの音ではない。
この2枚の中でどのアルバムが好きですかと聞かれれば、間違いなく『Bill Evans at the Montreux Jazz Festival』になります。アルバムとしての売上もこちらの方が上でしょう。
理由はピアノの繊細なタッチと選曲の多様性は1枚目のアルバムの方が優れているからです。なぜなら『Montreux II』におけるエバンスのピアノのタッチが荒く聴こえるから。繊細で美しく綺麗なのがエバンスの魅力だと思ってるからです。
『演奏の良し悪しが売上に出てしまった』
| 3.5 | Good |