- ROCK
- 2024年6月2日
- 2024年6月2日
Traffic『The Low Spark of High Heeled Boys』レビュー
トラフィックというバンド名を言われても知らない人が多数でしょ……
DCC Compact Classics時代にスティーブ・ホフマンによりリマスターされながらリリースされることなくお蔵入りとなった音源を入手しました。midvalleyレーベルでリリースされたCDでした。WEBで調べたらスティーブ・ホフマンのサイトで過去に販売された実績があるとのコメントもありました。
本物かどうかとかマスターテープからのリリースなのかとか真偽はハッキリしませんが、間違いなくスティーブ・ホフマンのリマスターであることは音質から良く分かります。音質は安心のmidvalleyです。ブートレグの中では正規盤並に音質がいいことで有名です。
私は『All Things Must Pass』に関してジョージが監修したリマスターの30周年盤を持っています。音質は明らかに違います。いくつかアニバーサリー盤がリリースされましたが、この30周年盤はとても自然に聴ける音質だと気に入っていました。しかし、今DCC Compact Classicsの音源を聴くと30周年盤の方がド派手に聴こえてしまいます。どちらが好きですかと聞かれたら、自信を持って『DCC Compact Classics』の方と答えます。
アナログサウンドで飾り気のない音質です。こんなにもアルバムの印象が変化するとは思ってもいませんでした。決定的に違うのは、CDには18曲収録されていながら、ジャケットには曲目が14曲までしか表示されていません。そしてCDは18曲全曲を聴くことはできてもリッピングは14曲までしかできません。コピーガードが掛かっているとしか思えません。
このアルバムには隠れた名曲がありました。エリック・クラプトンがライブでカバーしていた『Isn’t it a Pity』という曲です。正直なところクラプトンのカバーの方がいいかもしれません。YouTubeで聴いていたらどこかで聴いたことのある曲と思い探し当てました。
クラプトンにアルバム全曲ジョージのカバー曲集を制作させたらいいものが出来上がりそうです。
福島県南相馬市原町区から上京してきて30年以上経ちます。仕事は、財務経理が20年以上、不動産関係が10年以上経験があります。趣味は音楽と写真。過去の曲でなかなか聴く機会のないアルバムを若い世代に紹介していきたいと思ってます。